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基本知識

妊婦の海外旅行、基本知識まとめ。時期でも異なる?

投稿日:2016年12月27日 更新日:

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最近は、“マタ旅(マタニティ旅行)”という妊娠中の旅行のこともよく耳にします。

赤ちゃんが生まれたらしばらくは旅行も難しくなりますし、妊婦さんとしては、今のうちに夫婦二人(または夫婦と上の子どもたち)の時間を楽しんでおきたい、思い出を作りたい、という気持ちもあるかと思います。

それでも体調が変わりやすい妊娠期間、「大丈夫かな?」と思わずにいられません。

今回は、特に不安がつきまとう妊娠中の海外旅行の基本知識を解説していきます。

妊娠中、どの時期なら海外旅行が可能?

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「子連れで海外は大変だから、妊娠中の今のうちに!」と考えている方もいらっしゃることと思います。しかし、海外旅行となると長時間飛行機に乗らなければならず、特にご自身の身体・赤ちゃんへの負担が気になります。

一般に勧められているのは安定期期間中の旅行かと思いますが、「安定期だから…」と安心しても良いものなのでしょうか。

初期(0w~15w)

早い方では妊娠がわかる時期で、わかってすぐの頃につわりが始まります。ホルモンバランスの変化で体調も変わりやすく、旅行を楽しむ気分にはなれないかもしれません。

つわりがないという方でも、妊娠初期はまだ胎盤の形成もできておらず、流産の可能性も高いためできるだけ普通に生活することを心掛けて、「旅行など」いつもと違うことはしないでおいた方が良いでしょう。

万一の時に、もしかして旅行のせい?などと考えてしまうのは辛いですからね。

中期(16w~27w)

つわりもおさまり、お腹もまだそれほど大きくなく、十分に動ける時期です。

この頃にはホルモンバランスも安定し、胎盤もほぼ完成するので一般的に“安定期”と呼ばれています。しかし、決して安全であるというわけではなく、流産や早産の可能性がゼロであるわけでもない、という点には注意が必要です。

「まだまだ元気だから」と動きすぎて疲れてしまったりすることは避けなければなりません。

後期(28w~)

お腹がどんどん大きくなり、思うように動けなくなったり、転びやすくなったりします。また、後期つわりが出て、体調を崩してしまう方もいらっしゃいます。

胃や膀胱が圧迫されてたくさん食べたくても食べられなかったり、トイレが近くなったりして、旅行先でも十分に楽しむことができないことが考えられます。

やっぱりおススメは安定期の間。ただし無理は禁物

旅行をするなら、つわりが治まった(ほぼ出ない)、お腹も大きくなりすぎていない、安定期と言われる妊娠中期がやはりおススメです。

先ほども触れたように、安定期は絶対に流産や早産が起こらないと言い切れるわけではありません。そもそも“安定期”というのは日本独特の考え方で、日本でも医師によっては、「妊娠期間中に安定期はない」という考え方の先生もいらっしゃいます。

ご自身の体調と赤ちゃんが元気かどうか、この2点が旅行に行かれる基準だと思いましょう。ただし、この基準をクリアできるかどうかは、医師の判断を仰ぐしかありません。

妊婦の海外旅行をカバーしてくれる海外旅行保険は?

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では、いざ海外旅行に行くなら、旅行保険への加入は必須!

しかし、残念ながら何が起こるかわからない妊娠中はカバーされないことがほとんどです。ただし、AIU保険とジェイアイ傷害火災は時期の限定はありますが、妊娠中の方でも万が一の時に補償してもらえる保険があります。

AIU保険

旅行期間が31日までである場合、妊娠早期(22週未満)の流産や子宮外妊娠などの治療に対して補償があります。追加保険料なしで、通常の病気治療と同じ扱いで保険金が受け取れます。

ジェイアイ傷害火災

妊娠中の方でも契約が可能ですが、妊娠、出産、流産や早産の治療費、それらが関連する病気が原因での治療費は補償の対象外となるので要注意。保険期間が31日以内である場合は特約がセットとなり、期間中に発生した妊娠初期の異常による治療費は受け取ることができます。

補償してもらえる期間やケースなどはかなり限られていますが、万が一の時に備えて加入を検討してみても良いでしょう。また、契約の際は契約内容の詳細をしっかりと確認するようにしましょう。

現地での費用は基本的に自腹です!

海外旅行保険で一部カバーしてもらえるとはいっても、現地で治療などを受けた場合の支払いは、当然ながら皆さんがまず負担することになります。

つまり、海外旅行保険に加入していても、旅行先で支払う金額は、100%実費です。

帰国後もすぐに支払ってもらえるわけではなく、手続きには数日かかりますし、時期が悪ければ支払われるまでに1週間以上かかることもあるでしょう。また、どのような状況で現地の医療を受けたかでは、その査定にかなり時間がかかることになります。

こういったこともしっかりと頭に入れておかなければなりません。

妊婦さんは飛行機にいつまで乗れる?

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「妊娠中って飛行機乗れるの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思いますが、妊娠中だからといって、飛行機に乗ってはいけないわけではありません。ただ、出産予定日が近くなると診断書の提出や医師の同伴が必要になります。

各航空会社で多少規定は変わってくるかと思いますが、参考までに、日本の大手航空会社JAL・ANAの規定を見てみましょう。

国内線:出産予定日を含めて8日以上28日以内の搭乗は診断書、7日以内は診断書と医師の同伴が必要

国際線:出産予定日を含めて15日以上28日以内の搭乗は診断書、14日以内は診断書と医師の同伴が必要

※JALでは、上記以外に予定日がはっきりしない場合、多胎妊娠である方、過去に早産の経験がある方は診断書の提出が必要

妊娠中の海外旅行先、ハワイ?グアム?台湾?イタリア?

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海外と言っても2~3時間で行けるところから飛行時間だけで半日かかるところまでいろいろです。「自己責任でも、安定期のうちにやっぱり海外へ行きたい!」という結論に辿り着いた方もいらっしゃることと思いますので、おススメの海外旅行先を考えてみましょう。

行きたいところというのはもちろんですが、自分の体調を考えて、身体の調子が悪くならない程度の飛行時間内で到着できるところが良いですね。

妊婦の身体、どのくらいの飛行時間なら大丈夫?

妊娠中、特にお腹が大きくなってくると、同じ姿勢を取り続けるのが辛くなります。

「チェックイン時に「妊娠中です」と伝えたらビジネスクラスやファーストクラスにグレードアップしてもらえた(空席があったため)」というラッキーなことがあったり、エコノミークラスでも広めの座席を取ってもらえることがあるようですが、必ずしもこういった待遇が受けられるわけではありません。

できるだけ長時間の飛行は身体のためにも避けたいものです。

では、羽田/成田空港から各国への飛行時間(直行便)の目安を見てみましょう。

お隣韓国や台湾なら

ソウル:2時間半程度、台北:3時間半~4時間程度、香港:4時間半~5時間程度

グアムなら

3時間45分程度

ハワイなら

6時間45分~8時間程度

イタリアなど欧州なら

ローマ:13時間程度、パリ、ロンドン:12時間半程度、ウィーン:12時間程度

無理は禁物!身体の状況から、おススメできる旅行先は?

先ほども触れたように、妊娠中は同じ姿勢を取り続けるのが辛いだけでなく、脚もむくみやすくなったり、乾燥した機内では身体の水分も奪われやすくなります。「自分は大丈夫」と思っていても、妊娠中は体調が変わりやすいので常に自分の調子を見極めて決めることが一番大切です。

そういったことを考えると、近場のソウルや台北なら飛行時間も短く、工夫次第でそこまで辛くなることもないでしょう。特別な事情がない限り、飛行時間が長くなるハワイや欧州は避けた方が無難だと言えます。

プレママへ、もしも現地で体調を崩したら……

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せっかく旅行に行くのなら心配しすぎもNGですが、お腹にいる赤ちゃんのことも考えて、万一の時のことを考えることは必要不可欠です。備えあれば憂いなし!

「もしもの時」を想定しておきましょう

旅行前まで問題がなく元気でも、旅行中の疲れや緊張が原因で身体の調子が悪くなることも十分考えられます。また、切迫流産・早産は日本にいても海外にいても起きる可能性がある、ということも忘れてはなりません。

万が一現地で早産となった場合、ほとんどの赤ちゃんはNICUで2週間~1ヶ月以上過ごすことになります。

現地の言葉が理解できるなら多少は安心できるかもしれませんが、そうでない場合はご夫婦の心身的負担は大変なものですし、通訳、延長滞在などでお金がかかることも考えられます。海外旅行保険に入っていても、現地での医療費はとりあえず自己負担になってしまいます。

自分の身体と赤ちゃんに負担が少ない旅行先選び

上記のことなどをきちんと想定し、ご自身の体調と赤ちゃんの様子を十分に考慮した上で、できるだけ負担の少ない旅行先を選ぶようにしましょう。旅行の際は、時間に余裕のあるスケジュールを組んだり、疲れたら休めるようにしておく、食事の内容にも注意することが大切です。

まとめ

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妊娠中は、「もうしばらく海外に行けなくなっちゃうし、何としてでも行っておかなきゃ!」と思うこともあるかもしれません。しかし、冷静に考えれば、これから先もチャンスはあるはず、ということに気づくはず。不安を持ったまま旅行に行ったら楽しめません。

もし不安が残るなら、万が一何か起こった時に「やっぱり行かなければ良かった」と後悔しないために、今は海外旅行を見送りましょう。

でも、やっぱり今行っておきたい、そう思う方はまず主治医に相談しご自身の体調と赤ちゃんの体調が順調であることを確認したうえで、パートナーともしっかり話し合って決めるようにしましょう。

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