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基本知識

妊娠中の仰向け、危険性はどうなの?赤ちゃんが苦しむって本当?

投稿日:2016年12月23日 更新日:

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妊娠をすると喜びと共にだんだんとお腹も大きくなりますよね。今まで何も考えずに横になっていたのに、いつもの体勢がツライなんてことはありませんか?お腹が大きくなると寝るときの体勢が赤ちゃんに影響を及ぼす場合があります。

ここでは仰向け寝をしたときのママ自信と赤ちゃんへの影響をまとめました。

妊娠中の仰向け、妊婦の身体に何が悪いのか?

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妊娠中は仰向け寝は避けたほうが良いと言われていますが、それはどうしてなのでしょうか?ここでは、仰向け寝をすると体にどんな影響が起きるのかをご紹介します。

仰向け寝、気を付けるのはいつからがいいの?

妊娠をしたら仰向けに寝ることは避けたほうが良いとされるのは、大きくなったお腹が体を圧迫するためです。

妊娠初期ではまだお腹が大きくなっていないので仰向けで寝ても大丈夫。ですが、中期以降になると子宮が成長して次第にお腹が大きくなり、後期には子宮底がおへその上あたりにくるほど成長します。

この状態で仰向けに寝ると体の中の臓器や血管が圧迫されて、血行不良を起こし足がむくんだり静脈瘤を発症することもあります。ひどい場合には『仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)』になる可能性もあるので注意が必要です。

仰臥位低血圧症候群って何?体の中では何が起きているの?

『仰臥位低血圧症候群』とは、横になっていながら脳貧血の症状が現れてしまいます。それは、仰向けで寝たときに大きくなった子宮が血管を圧迫することで血流が滞り、急激な血圧低下を引き起こしてしまうからなんですね。

血液は心臓から動脈を通って体中に送られ、静脈を通って心臓に帰ります。背骨の前右側には静脈から送られてくる血液が集まる下大静脈があるのですが、仰向けで寝ると大きくなった子宮がこの血管を圧迫してしまうことで起こります。

血流がうまく流れなくなると心臓へ送られる血液が減少し、その影響で心臓から送り出される血液も減るために血圧が低下してしまうのです。血圧が低下すると母体の脳や胎児に送られる血液量も減少します。

それでは次の項目で、実際にママの身体や赤ちゃんに現れる影響についてみていきましょう。

妊娠中の仰向け、妊娠期間通して危ないもの?

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仰向けで寝ると体にどんな変化が起こるのをご紹介しましたが、赤ちゃんへの影響の有無も気になりますよね。次は胎児への影響にスポットを当ててお話ししましょう。

仰向け寝をしたときの赤ちゃんに対する心配事とは?

仰向け寝をしたときに気を付けておきたい体調の変化があります。これを知っておくと「おかしいな…」と感じたときにすぐに対処することができますよ。

息苦しい・動悸・頭痛・吐き気などを感じたら要注意

仰向け寝をしているときに体に変化を感じたら、仰臥位低血圧症候群を発症している可能性があります。まずは主な症状をご紹介しましょう。

息苦しい、動悸、冷や汗、頭痛、吐き気、めまい、顔面蒼白、呼吸困難、痙攣、意識が遠のく

これらの症状を感じたらすぐに体勢を変えましょう。ひどいときにはそのまま失神をする可能性もあるので注意が必要です。

お腹の張りを感じたり、腰痛の悪化の可能性も

仰向け寝をすると静脈が子宮に圧迫されて血流が悪くなることはすでに触れましたが、血が滞ることでお腹も張りやすくなるようです。妊娠後期になるとさらに張りやすくなるので注意しましょう。

そのほかにも、仰向け寝はお腹の重さがそのまま腰にかかるため、腰痛が悪化する可能性もあります。立っているときは大きくなったお腹を支えようと背中を反らせた姿勢になりますが、仰向け寝をすると体が反った体勢が続くため腰への負担が増えるといわれています。

お腹が固く感じる・胎動の痛みが出やすい

仰向け寝で血液がスムーズに流れなくなると下腹部が冷たくなり、その状態が続くとお腹が固くなったように感じるようです。また仰向け寝はお腹の皮が引っ張られるので胎動を感じやすくなります。それだけなら良いのですが、激しい胎動で痛みを感じることもあります。

ママが苦しいと赤ちゃんもツライ!?

お母さんが仰向け寝をして仰臥位低血圧症候群を発症していた場合、赤ちゃんに送られる血液はもちろん減ってしまいます。お母さんの意識がなくなりかけるほどひどいときには、赤ちゃんの心拍数も急激に下がり、お母さんも赤ちゃんも苦しい状態になってしまいます。

この状態が長く続くと、赤ちゃんが低酸素状態になって脳を損傷することがありますし、ほかにも「子宮内胎児発育遅延」や「胎児仮死」を引き起こす可能性もあるようです。

オーストラリアの研究では「仰向けに眠ると死産のリスクが上がる」という結果が出ていますが、サンプルが少なく反対意見もあって実証はされていないので『そういった可能性もある』くらいに覚えておくと良いでしょう。

では、妊娠中は仰向け寝はまったくNG なのかどうかについて掘り下げていきます。

妊娠中の仰向けはご法度?

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妊婦さんすべてが仰向け寝をしてはいけないのでしょうか?調べてみると、どうやらそういうわけではなさそうです。

妊娠中の仰向けは絶対に避けなくてはいけない?

仰向け寝による影響を考えると「絶対にやめたほうが良さそう…」と思う人も多いでしょう。ですが、もし仰向け寝をしても苦しさを感じることなくちゃんと眠れるのなら、仰向け寝をしても大丈夫。妊婦さんの中には臨月まで仰向け寝が楽だったという人もいますよ。

どんな寝方が楽なのかは個人差があるので、いろいろ試してみると良いでしょう。ただし、上記で紹介したような症状が出た場合にはすぐに体勢を変えてくださいね。

仰向け寝でお腹が張ったとき、簡単な対処法

仰向け寝をしてお腹の張りを感じるなら、そのまま続けずにすぐに体勢を変えましょう。お腹が張って苦しいときは、赤ちゃんも同じく苦しい思いをしていたり、居心地の悪さを感じています。赤ちゃんのためにも、横向きで寝るなど工夫すると良いですね。

仰向け派のプレママへ、妊娠中の仰向けはこうすると楽に

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妊娠前からずっと仰向け寝で過ごしてきた人は、気が付くとついつい慣れた体勢を取っているなんてこともあるかもしれませんね。「仰向け寝をしたいけれどなんだかコワくて…」という人におすすめの楽な体勢をご紹介します。

苦しくなければいつもの仰向け寝で

横向きで寝るように頑張ってはいるけれど、やっぱり仰向け寝のほうが落ち着くという人もいるでしょう。仰向けで寝て苦しさを感じなければ無理に体勢を変える必要はありません。

いつものリラックススタイルで過ごすと良いでしょう。朝起きたときにお腹の張りを感じたなら、寝る体勢を変えることをおすすめします。それでも仰向け寝がいいという人は次に紹介するいくつかの方法を試してみてくださいね。

足の位置を高くしてみる

仰向けに寝て足元に枕や座布団、丸めたバスタオルなどを置いて足の位置を高くしてみてください。血の巡りが改善されてお腹の張りが和らぎますよ。

体の角度を変える

背中にクッションやタオル、毛布などを右腰の下に入れて少し体に角度を付けると、仰向け寝をしても静脈を圧迫しないので安心して眠ることができますよ。仰臥位低血圧症候群の予防にもつながるので、仰向けで寝たい人はぜひやってみてください。

シムスの体位もおすすめ

お腹の大きくなった妊婦さんにおすすめされているのが、体の左側を下にして横向きに寝る『シスム体位』です。

下になる左足はまっすぐに伸ばして、右足はまげてベッドの上に置き、次に上半身をうつ伏せ気味にかぶせます。このときお腹に負担がかからない程度にうつ伏せになりましょう。

抱き枕やクッションなどを抱えるようにすると体勢が安定してリラックスできますよ。お腹や右足の膝の下にクッションを置くのも良いでしょう。

まとめ

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妊娠をしたら初期の段階であれば仰向け寝をしても全く問題はありません。子宮が大きくなる中期からも仰向け寝をしたときに苦しくなければ大丈夫です。

なかには仰向け寝をすると子宮が血管を圧迫してしまい、息苦しさや動悸などを感じる人がいます。場合によっては意識が遠のき失神してしまうこともありますから、こういった症状が出たら仰臥位低血圧症候群を発症している可能性があることを知って、休むときにはシスム体位を取るようにしましょう。

どうしても仰向けで寝たいなら、足の位置を高くする、体に角度を付けるなどの工夫をすると良いですよ。

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