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順調なのか?妊娠してから臓器ができるまで。

投稿日:2016年12月8日 更新日:

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妊娠した!という喜びに続いて、赤ちゃんが無事に育っていると実感できるようになるまでには時間がかかります。つわりや胎動があると安心するママもいるかたわら、何の症状も動きもない、とあせることもありますよね。

そこで、器官形成期と呼ばれる妊娠3~8週にかけて赤ちゃんの体がどのように成長していくのか、さらにその後の器官、臓器が成熟していく様子を見ていきましょう。赤ちゃんがすくすく育っていけるように、気をつけたほうが良い習慣などもまとめてみました。

赤ちゃんの臓器ができる週数と時期をチェック!

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妊娠初期の頃は、診察時のエコーで赤ちゃんを見ても何がどうなっている?と不安になりやすいもの。実際には赤ちゃんの体は着々と、しかも急スピードで形成されていきます。

生命の神秘?赤ちゃんは必ず頭部から尾部の順で成長していく

受精卵が着床後、妊娠2ヶ月目の赤ちゃんは体重4gの「胎芽(たいが)」の状態。

そこから体が形作られていきますが、頭部から尾部、いわゆるお尻に向かって成長していくことが分かっています。これは「頭部―尾部勾配」といって、生物学的な順序で決まっているのだそうです。一番複雑で大きさもある脳、頭の部分が先に発達し、胴体、手足などが後から完成されていくという訳なんです。生まれて乳児になっても、首が座ってからお座り、ハイハイなどを経て立ち上がる順番になっていますよね。

臓器は何から形成されるの?

では、一番最初にできあがる内臓は何でしょうか。

実は、消化器系の腸なんです。人間の免疫細胞の6割を占めるようになるという腸は、赤ちゃんが胎芽の頃から大切な器官として真っ先に形成を始めます。 最初は胎盤、へその緒から卵黄嚢(らんおうのう)を介して栄養を吸収しますが、小腸のじゅう網からも取り込んでいけるようになるのだそう。最初の時点では1本の管としてあるだけで、成長によってクネクネと折れ曲がりながら伸びて体内に収められていきます。

心臓が最初ではないの?と意外な気がしますね。形だけで見れば腸が一番先、機能し始める臓器は確かに心臓からです。それでは次から詳しい順番を見ていきましょう。

器官形成期はいつから、いつまで?臓器ができる順番も知りたい

妊娠4~12週ごろまでは、赤ちゃんの中枢神経、体の各器官、臓器などが形づくられていく「器官形成期」にあたります。

2w0d…受精

3w………受精卵が分割しながら着床

4w………外胚葉、中胚葉、内胚葉の3胚葉ができる、 中枢神経系の形成

5w……… 胎のうの形成、大動脈、心臓や 胃腸、目、鼻の器官ができ始める

6w………中胚葉の形成、視床下部、四肢、歯と口蓋ができ始める

7w………小脳の形成、頭と胴体の境ができてくる、 心臓が4つの心房に分かれる

8w………手足の指や性器など細かい部分が形成されている時期 脳、心臓、肺、肝臓、腎臓などの内臓の器官がほぼ出来上がる

4~5週目、中枢神経と主な器官が作られていく

短い期間に次々と体が出来上がっていくのが分かりますよね。約4週目、妊娠が分かる頃には神経系統の大元はすでに作られ始めます。 さらに器官の元となる外胚葉、中胚葉、内胚葉という3つの組織が重要。外胚葉は皮膚、髪の毛、鼻、神経などを作り出し、中胚葉は筋肉や骨、心臓や肺、生殖器などを形成します。さらに内肺葉からは消化器官、舌、膀胱、尿道などが形づくられていくのだそう。

4~5週のエコーでは、子宮の中に黒く浮かぶ胎嚢も確認できるようになります。さらに中心に白い点が見えたらそれが「胎芽」。その小さな中でさまざまな器官形成が行われているというので、驚きですよね。

心拍も確認できる6週、心臓は出来上がっているの?

心臓は血島(けっとう)という血球によって作られた血液細胞が集まり、血管となったのちに形成されます。

実は妊娠約3週頃というまだ心拍が確認できていないころから拍動はあるのだそう。やがて心臓は部屋が4つに分かれ、脈打つようになります。早い人は6週目で心拍が確認できるようになり、やっと安心できた!というママも多いのではないでしょうか。この頃の赤ちゃんの心拍数は1分間に約90bpmで、10週ごろ最大である160bpmほどを迎えるまで増えていきます。

7週で赤ちゃんが2頭身に!悩や神経が発達

ママの体ではつわりなども多く出やすいこの時期。赤ちゃんは頭と胴体の区別がつくようになり、手足の位置も分かるようになるでしょう。胎盤組織である絨毛膜が発達してきて、へその緒から栄養をもらう準備が進んでいます。心臓、肝臓、胃など大切な臓器がそれぞれに分かれて機能し始めるのもこの頃。特に筋肉の動きをつかさどる小脳をはじめ、脊髄、目、耳などの神経が発達していきます。

8週目になるとさらに器官の成長は進み、手足を自分で動かすこともできるようになるそう。また、胎芽から「胎児」となるタイミングもこの時期から。各器官の形成がほぼ終わったあとは、骨や筋肉などを作り出していくことになります。

妊娠中期、16週目からの赤ちゃんの様子は?

生殖器が形成され、赤ちゃんの性別もほぼ判別できる妊娠中期。15週目までに腎臓が機能し始め、羊水をおしっことして排出したりと臓器がそれぞれ働き始めています。

16週になると髪の毛が生えたり、皮下脂肪なども増えてきます。脳の神経も発達して、記憶力が現れるのもこの頃。さらに22週になると呼吸器が発達、妊娠7ヵ月を迎えるころには聴覚も鋭くなり血流の音、ママの声などに耳をすますようになります。他、体の器官としては目のレンズ部分である水晶体ができ、光の明暗を感じることができるようですね。

妊娠後期、新生児のように体もふっくらと

妊娠8ヵ月目にあたる28週になると、赤ちゃんの器官、臓器も成熟期にあたります。心臓をエコーで見ても大人と同じような機能で動いているのが分かるでしょう。肺はまだ未完成で胎盤から酸素を吸っていますが、もし早産になったとしても生存する確率が高くなっています。目、耳などは完成しまぶたを開いたり、鼻から息を吸い込む準備をするなど、外で生きるための機能も着々と整えているようですね。

9ヵ月になると五感や自律神経が発達、顔の筋肉なども動かせるようになります。また肺の機能が完成するので、いつ出産になっても大丈夫といえますね。外との気温差に耐えられるよう皮下脂肪もつけて、体も丸みを帯びてきます。

赤ちゃんの体の基礎ができる期間を大切に

こうして見ると、赤ちゃんの体の主要な部分は妊娠初期の早いうちから形成されている事が分かります。病院からの指示を守り、その時期は特に無理をせず体をいたわるようにしましょう。また、基礎が出来上がっても「脳や肺」などは器官として完成し成熟するのは出産直前までかかりますから、妊娠期間を通して気を付ける必要があるわけです。

健診以外でも無事に育っているか確認したい、不安…となってしまうのも分かりますが、赤ちゃんの成長する段階、期間はみな昔から同じ。出血、お腹の張りなどに注意して心配しすぎないようにしましょう。

順調な赤ちゃんの成長でママの子宮の位置はどうかわる?

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妊娠前は鶏卵大、重さも40gほどだった子宮も、赤ちゃんが成長することで最終的には6倍もの大きさに。内臓を圧迫してマイナートラブルなどを引き起こすこともありますが、正しい子宮の位置というのはその時期によって決まっているのでしょうか。そのあたりのことを妊娠初期、中期、後期に分けて見てみましょう。

妊娠初期

妊娠するとじょじょに上に向かって大きくなっていく子宮。妊娠前はおへそと太ももの内側の付け根を結んだ、三角形の真ん中あたりに位置しています。妊娠初期の子宮位置はほぼ変わらず、おなかのふくらみも目立ちません。妊娠3か月でグレープフルーツ大ほどの大きさになり、膀胱と直腸が圧迫され始めます。子宮は前にふくらんでいくため、特に膀胱が刺激されて頻尿になるママも。

さらに子宮と骨盤の間のじん帯が伸びて、足の付け根あたりにキリキリとして痛みが走ることもあります。4ヵ月になると子供の頭の大きさにまでになり、お腹を突き出す姿勢が多くなってくるせいで腰痛などにもなりやすいようですね。

妊娠中期

妊娠5ヵ月になると、お腹のふくらみが目立ち始めることが多いですが子宮の位置的にはあまり変化はありません。しかし、肛門や腸の圧迫で便秘になりやすく痔の症状が出てしまう場合も。6ヵ月目には子宮は大人の頭ほどの大きさになり、おへそのあたりもふくらんできます。胃が圧迫されて上に持ち上げられるので食事が進まない、胃もたれなどの症状も見られるようになります。

引き続き膀胱、腸、肛門も圧迫されているので頻尿にもなりやすく、便秘や痔に悩むこともあるでしょう。妊娠7か月には子宮底長は22~26㎝ほどになり、おへそから指を3本分くらい上まで位置が上がってきます。背中をそらせる姿勢が多くなることから、骨盤ベルトなどを使うことをおすすめされるのもこの時期。

妊娠後期

妊娠8ヵ月になると子宮も27~30㎝になり、さらに9ヵ月目にはみぞおちの下あたりまで広がってきます。お腹の位置が一番高い時期でもあり、赤ちゃんの頭とママの肋骨があたるという人も。胃を中心に内臓が幅広く圧迫されてしまうので、小分けにしないと食事が取れなかったり動機や息切れなども起きてきます。

とても苦しく感じる時期ですが、この状態も約1ヵ月ほど。10ヵ月目の臨月になると、赤ちゃんが子宮口に向かって下がっていくため胃の圧迫感は少なくなります。しかし今度は胎動が足の付け根や膀胱の近くで感じるようになり、恥骨や膣が痛むようになることも。

臨月には1kgの重さになる子宮は、赤ちゃんが成長中にどんどん大きくなっていきます。痛みや不快感などを覚える箇所も少しずつ変わり、不自由さを味わってしまうかもしれませんが、これも赤ちゃんが正常に育っているからこそ。器官や臓器がきちんと順を追って成長している証拠なのです。あまりにも症状がひどい場合は病院で相談したり、ひとりで抱え込まずに息抜きできる環境づくりも必要ですね。

順調に臓器ができているのかな? と心配なプレママへ

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器官形成期は妊娠初期にあたるため、妊娠したと分かった時にそれまでの生活を振り返って心配になることもあると思います。例えば激しい運動をしていた、不摂生をしていた、もしくは薬を飲んでいたなど。また、特に普通通りにしているけれど無事育つかな?と落ち着かないママも、心が軽くなるよう不明な点は解消しておきましょう。

運動は絶対NG?どこまで安静にすべき

日常的にスポーツをしたり、ジムで汗を流すのを習慣にしていた場合、妊娠を機にやめてしまうということは多いと思います。動きすぎると流産してしまう、というイメージがありますが、軽い運動はOK。初期流産は胎児の染色体異常が原因であることが多く、筋力トレーニングやボクササイズのような激しいものでなければ大丈夫です。

逆にウォーキングなどで気分転換を図ることも良いですよね。お腹が張ったり、気分が悪くなった場合には控えてくださいね。

 

薬を飲んでしまった!どんな種類がいけないの?

妊娠初期のママが悩みやすい事柄に、知らずに薬を飲んでしまっていたという場合があります。過去にはサリドマイドと呼ばれるバルビツール系の催眠薬を服用して奇形児が生まれた事実もあり、薬はすべて悪いのではと思ってしまいますよね。しかし現代の市販の風邪薬、痛み止めなどは数日飲んでも心配はほとんどありません。病院で処方される薬よりも含有量も少なく、効き目もおだやかなためです。

ただし解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン薬、咳止めなどを大量に服用すると影響がある場合があります。他、胃薬や頭痛薬などにアセトアミノフェンが含まれていることがありますが、これも基本的に服用しても大丈夫な種類。それでもやはり不安な場合、生理周期と排卵日、受精が可能である日などの情報をそろえて、医師に相談をしてみましょう。

気がつかずにレントゲンを撮ってしまった場合は?

会社の健康診断や、外科にかかった時などレントゲンや胸部X線の検査などを受けることがあると思います。これが妊娠中、特に器官形成期だった場合、赤ちゃんに影響があるだろうかと心配になってしまうママが多いようですね。胎児が受けた放射線量を示す単位としてはGy(グレイ)があります。(母体側は主にSv・シーベルト)。

放射線を浴びて、奇形児や精神遅滞などの障害に影響があるといわれる目安の数値は100mGy~200mGy。病院で受ける検査で浴びる放射線量を見てみると、胸部X線単純撮影が0.01mGy以下。腰椎X線単純撮影が1.7mGy、上部消化管造影(バリウム検査)が1.6mGyです。子宮に近い、骨盤部CTも25.0mGyと心配がない数値になります。知らずに受けてしまった場合ももちろん、赤ちゃんをあきらめる必要はありません。

ただし、妊娠を望んでいる、また妊娠が発覚した時点からレントゲン検査は控えるようにしましょう。少しでも不安な気持ちをなくすためで、受けてしまった後も心配ならば医師に伝えてみると良いと思います。

お酒や煙草はやはりNG!

妊娠が分かったらやめたほうが良いのが、嗜好品の煙草やお酒です。長年の習慣でやめるのがつらい、という場合もありますが赤ちゃんの成長を阻害してしまう可能性があります。

まず煙草は、酸素や栄養を充分にママの体から送ることができなくなり、低出生体重児として生まれてしまうことも。さらに器官形成期に本数を多く吸い続けると、脳や心臓疾患をわずらうリスクが高まってしまいます。妊娠が発覚した時点でやめる決意をすれば大丈夫なので、周りの人の副流煙などにも気をつけて少しずつ禁煙していきましょう。

また、お酒も胎児性アルコール症候群(FAS)を引き起こす可能性を高めます。妊娠中にお酒を習慣的に多飲するとさらに危険度は上がり、軽~重度の知脳障害、行為障害などこころの面でも障害を持って生まれてきてしまうことも。いずれも、お酒や煙草を体に入れなければ100%防げる症状です。

まとめ

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妊娠中は、どんどん変化していく体と赤ちゃんの成長に喜びと戸惑いが入り乱れて、時にナーバスになってしまうこともあると思います。 しかし赤ちゃんの体の形成が終わりに近づく4ヵ月頃には、特に心穏やかに過ごせると良いですね。本能の部分や、感情などを生み出す赤ちゃんの脳の機能が発達し始める時期でもあるためなんです。

ママの激しい心の動揺やストレスが赤ちゃんの成長に影響しないよう、軽やかな気持ちで毎日を過ごすようにしましょう。

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