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妊娠と下っ腹。チクチクしたり違和感を感じている方へ

投稿日:2016年11月26日 更新日:

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妊娠中は、それまでに感じていなかったような症状が体に出やすい時期です。

下っ腹にチクチクといった痛みや、なんとなく違和感をを覚える人が少なくありません。

今回はそのような症状がでる理由や対処法なども含めて、詳しく解説していきます。

 

妊娠中、どうして下っ腹にチクチクしたり違和感が出るの?

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少し遡って妊娠前に戻りましょう。

それでは妊娠と「hcg」について話を進めていきます。

正確には「Human chorionic gonadotropin」で、和訳すると「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」と呼ばれるホルモンです。

受精卵が無事、着床することでhcgの値がだんだんと上昇していきます。

妊娠検査薬はまさにこのhcg量の変化を上手く使うことで診断を下しているのです。

hcgを深く理解すると

妊娠してからもhcgの値に注目し続ける必要があり、それによって妊娠継続率がわかります。妊娠継続率は、「流産することなく妊娠を継続できるか?」がきっちりとわかる確率のことです。

hcgは、妊娠に大きく関連するプロゲステロンの生成を保つ役目を担っています。プロゲステロンとは黄体ホルモンで、卵巣の黄体、胎盤から分泌されます。プロゲステロンを維持していくことで、妊娠を継続しやすくなるのです。

hcgの値が高ければ妊娠継続率が上昇し、低くなれば反対に継続することが困難になると考えて差し支えありません。ちなみに双子や三つ子を妊娠すると、hcg値が極端に高くなりやすいと言われています。

如何ですか、妊娠前と妊娠後では、大きくホルモンバランスが変化していますね。

このホルモンのバランスが変化することで色々な症状が現れてくるわけで、その一つが下っ腹のチクチク感なんですね。下っ腹のチクチク感の原因というのは、妊娠初期、中期、後期によって各々理由が変わります。

最初は着床に伴うものであったり、子宮が大きくなったことが原因であることが多いでしょう。それはすべて、hcgとプロゲステロンなどのホルモンが関わっています。

hcgとプロゲステロンが体に与える影響

さてここからはhcgとプロゲステロンが起こす体の変化について実例を挙げていきます。

妊娠初期にhcgが急増すると…

つわりが起こる、hcg値が低くなると子宮外妊娠の可能性、極端に低い場合は流産の疑いがある

プロゲステロンの分泌が盛んになると…

  • 体温が上昇し妊娠初期は高温期が続き体の熱さを訴える人が多くなる
  • 胃腸の機能がこれまでに様に働かなくなりむかつきを覚える
  • 胸が大きくなる
  • 大腸の働きが弱くなり便秘になる
  • 平滑筋が緩みやすくなり尿もれを起こす
  • おりものの量が増える・減少する

以上のようなことに悩まされる妊婦さんが多いわけですが、どちらのホルモンもいろいろなことに関与していますね。そしてこれらのホルモンは子宮の拡大・収縮、に密接にかかわっているので、妊娠を通して下っ腹に違和感や痛みをもたらすことになります。

では、次の項目で妊娠超初期段階でどのようなことが起こるのか、詳細に見ていきます。

 

妊娠超初期(0wk~3wk):下っ腹、つる・チクチクするなどの違和感

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この時期に下腹部が痛む原因の一つに着床痛が考えられます。

着床痛はまさしく読んで字のごとくなのですが、子宮に受精卵が到着し、子宮の内膜に取りついて母体と結びついたタイミングで起こる痛みのことです。

下っ腹はまだ膨らみを見せませんが、お腹の中では子受精卵の分割が始まり、赤ちゃんは成長を始めています。

着床による痛み

なぜ着床痛という現象が起こるのかは、医学的に解明されておりません。

排卵のときに覚える排卵痛や妊娠初期段階で起こる子宮の変化による痛みなどを着床痛と呼んでいるという可能性もあるのですが、特定の原因はまだわかっていないのです。

ピスカチェック徴候とは?

また妊娠した際に、子宮の胎盤がついている方が膨張するということが起こりえます。

その際、子宮がハートとよく似た形になるのです。膨らんでいる部分をピスカチェック徴候と呼びます。このときにまるで下腹部にガスが溜まるような感覚と引っ張られたような痛みを覚える人がいます。

表現の仕方は様々で「突っ張られている感じがする」という言い回しを用いる人もいます。それほど強い痛みやひっぱり感がなければ、しばらく様子を見ましょう。

もし激しい痛みを伴ったり、出血が見られるケースはすぐに病院へ向かってください。切迫流産の可能性が考えられるため、医師の診断を仰ぎましょう。

 

妊娠初期(4wk~15wk):下っ腹、つる・チクチクするなどの違和感

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まだこの時期も下っ腹のふくらみは人によって差があります。

さて、下っ腹が痛むのは、前記したとおり時期によって理由が違います。初期ではどのような原因が考えられるか見ていきましょう。

痛む原因1:

プロゲステロンが増えたことによって、子宮に変化が見られるようになります。

外側からそれほど大きな違いを見てとることができないこともありますが、子宮のサイズがだんだんと大きくなっていきます。それに伴って子宮の筋肉が少しずつ伸びていくため、つっているような感覚があり、下っ腹に痛みを覚えやすくなるのです。

痛む原因2:

体内のホルモンバランスが変化したことで、骨盤内がうっ血しやすくなります。腰の周辺がいつもよりも重いと感じる人もいることでしょう。

妊娠してから便秘に悩まされる妊婦さんは、とてもたくさんいます。どうしても腸の動きを活発にすることが難しくなるため、お通じが滞りがちとなります。

便秘とは逆に急激に腸が蠕動することもあります。その場合は、一転して下痢になり、いずれにせよ安定した便通が期待できません。また、便通のせいでお腹が張ることもしばしばみられます。

もし下腹部がいつもよりも痛んだり、出血が見られた場合はすぐにかかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。

 

妊娠中期(16wk~27wk):下っ腹、つる・チクチクする・張るなど

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続いて中期の理由について見ていきましょう。

痛む原因1:

痛み方も妊娠初期と中期では変わってきます。

「どこの部位が痛むのか?」ということについて着目してください。たいていの妊婦さんは、左か右のどちらに痛みを覚えます。

同時に痛むということは、ほとんどありません。

下っ腹に痛みが生じる原因のほとんどが、子宮を支える靱帯に関係しています。靱帯の構造についてもう少し詳しく説明していきましょう。子宮とその両側にある太ももの付け根をつなぎ、子宮のねじれを防止する役割を果たす靱帯が左右各々1本ずつ存在しています。

 

妊娠中期にさしかかると、それまでよりもお腹が大きくなっていきます。

その結果、靭帯が突っ張るようになり、チクチクとした痛みを覚えるようになります。つまり子宮がずっと正面を向いている状態を維持できなくなったことによる痛みなのです。ねじれや傾きが起こると、どうしてもそういった感覚が出てくるようになります。

痛む原因2:

前述の通り妊娠期間は便秘と下痢が頻繁に起こりやすく、その痛みに苦労する人も多いです。

ホルモンバランスが崩れることについても触れましたが、その影響で自律神経も乱れがちになります。自律神経の乱れは内臓の働きに深く関わってきます。多少の便秘や下痢でしたら、普通にあると思って問題ありません。

ただし水便がずっと続くなどの状況は何らかの異常が考えられますので、担当してくれている医師に診てもらった方がいいでしょう。

 

妊娠後期(28wk~ 40wk):

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後期に覚える痛みの原因に関して詳しく見ていきましょう。

痛む原因1:

28週目を過ぎると、それまでと比べて子宮がかなり大きくなってきます。

骨盤の中にある「円靱帯」と呼ばれるところがあります。子宮をしっかりと固定する役目を請け負っている人体です。円靱帯は通常数センチほどなのですが、子宮の成長とともにどんどん引き伸ばされて、やがて30㎝に達します。

円靱帯が伸びきるため、下腹部に痛みを覚えるのです。

 

また針でチクチクと刺されたような微妙な痛みは、子宮口の開きによって起こっている場合があります。

検診の際にどのような痛みがあるのかというのを正しく伝えた上で、子宮口が開いていないかを確認してもらいましょう。

妊娠後期に入ると、お腹が張りやすくなります。まるで最大限膨れた風船のようにパンと張った状態になり、触ると硬さを感じます。お腹が張った結果、子宮頚管が短くなるため痛みを覚えるケースもあります。

痛む原因2:

後期は子宮が大きくなったことで、臓器が圧迫される時期でもあります。

それによって胃がむかむかして、いつも通りの食事ができなくなる人も出てきます。個人差があるものの、便秘や下痢はまだこの時期も継続している人が多いことでしょう。

臨月になるとお腹が不規則な張りを見せるようになります。「前駆陣痛」と呼ばれる症状で「体が出産の予行練習をしている」と捉えればいいでしょう。

子宮の収縮がスタートした証拠です。お産間近で起こる症状ということを頭に入れておきましょう。前駆陣痛はあまり続くことがありませんし、痛み方も強く痛むこともあれば、それほど痛みを感じないこともあります。

この時期にお腹があまりにも硬すぎると感じたり、多くの出血や、破水のような症状が出たらすぐに病院へ足を運び診断してもらうようにしましょう。

 

プレママへ、下っ腹のチクチク痛みの対処法

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ここまで下っ腹の痛みがどのようなメカニズムによって起こるのかや、時期による原因の違いなどについて見てまいりました。

それでは最後にその対処法について解説していきます。

 

痛みを感じたときは、どのように休めばいいのか

妊娠期間中は初期、中期、後期とチクチク痛が続くことも多いでしょう。

初期では気になっていた痛みもだんだんと慣れていくことができますので、中期、後期になると何とも思わなくなることだってあります。

尋常ではない痛みが出た際は、すぐに病院へ直行すべきですが、そうでないときは心の持ちようによって楽に受けとめることも大事です。

自分の体に起こっていることをおおらかに自然な気持ちで受けいれて、くよくよ悩まないようにしましょう。毎日、瞑想の時間を設けることで、上手に気分転換をはかる妊婦さんもいます。

 

適度な運動をすることも重要ですので、家に閉じこもってばかりではなく、天気の良い日は家の近くを散歩をしてみましょう。

また友達との食事で会話を楽しむこともストレス解消につながります。痛みで心配になり緊張した際は、座って深い呼吸をしばらく続けてみましょう。

腹式呼吸と言ってお腹から行きを吐き出すことで、不安などのネガティブな感情も一緒に排出することができます。

2次的に起こる下痢や便秘について

前述したように、妊娠期間、妊婦は下痢、便秘によってかなりの苦労を強いられます。

腸内を整えるには納豆、チーズ、ヨーグルトなどの発酵食品を摂取するのもおすすめです。下痢、便秘は自律神経が乱れることで起こる、と先ほど記しました。交感神経が優位になると、緊張感が高まり寝付けなくなることもしばしばあります。

それによって生活のリズムが崩れてしまうと、母体にも影響が出かねないため、寝る前はリラックスできる環境を作りましょう。

スマホなどはお休みですね。

 

ゆったりと湯船に浸かって疲れを癒したあとは、好みのアロマを焚いて寝入るというのも効果的です。くつろぎ方は人それぞれあると思いますので、お好みのリラックス方法を見つけ出してください。

 

まとめ

妊娠中に感じるチクチクとした痛みの原因や対策、受け止め方について書いてまいりました。

初めての妊娠の場合は、何かとクヨクヨしがちですが、悩みすぎるのはよくありません。何か心配事が出てきたら、ひとりで抱え込むのではなく、パートナーである旦那さんとコミュニケーションをとりましょう。

妊娠するのは女性ですが、お腹に宿るかわいい子供は二人で一緒に愛情をかけて育てていく存在です。出産する前から積極的に話し合って、良い関係を築いていければストレスだってきっと軽減できるはずです。

「これって大丈夫なのかな?」と自分で判断しかねる症状が出た場合、すぐにかかりつけの医師のもとを訪れて相談するという習慣をつけておくのも良いですね。

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