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基本知識

妊娠中の目薬の危険度。種類別に解説

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妊娠をすると薬に注意が必要であることは、ほとんどの人が知っていますよね。

「風邪をひいたけど妊娠してるから市販薬が飲めなくて…」という話はよく聞きます。では、目薬はどうでしょうか?

意外と「言われてみれば…どうなの?」と疑問に思う人は多いようです。今回は目薬が妊婦さんに及ぼす影響について調べてみました。

目薬の正しい知識

普段何気なく使っている目薬ですが、気休め程度に使用していませんか?

読んで字のごとく、目薬も薬の一つです。ここでは目薬の正しい知識をご紹介しましょう。

目薬の基礎知識

まずは目薬の基本的なことや含まれている成分についてお話しします。

目薬の用途とは

薬局やドラッグストアに行くといろいろな種類の目薬が販売されていますね。

疲れ目に効果のあるものもあれば、ドライアイ用や充血用、かゆみ用など、症状によって選ぶ目薬も違ってきます。目薬の役割としては、目の炎症や乾燥を改善したり、目のかゆみや目脂の解消などが挙げられます。

清涼感の強いタイプに関しては、眠気覚ましとして使用されることもあるようです。

多くの目薬が涙と同じ成分でできていますが、用途によっては抗生物質などが含まれるものもあります。また、一般にドラッグストアなどで売られているものは無菌性を保つために防腐剤が入っています。

目薬を使う場所

ほとんどの人が知っているでしょうが、目薬は目に点眼する薬です。薬だからと言って飲んだり皮膚に塗っても意味はないので、念のため。

目薬の含まれる有効成分

目薬にはお店で気軽に買える市販のものと、病院で処方される医療用とに分けることができます。

まずは市販されているタイプの成分を一部ご紹介します。

充血を抑える…塩酸テトラヒドロゾリン・ナファゾリン塩酸塩

ドライアイ改善…コンドロイチン酸ナトリウム・フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム

炎症を抑える成分…硫酸亜鉛水和物・グリチルリチン酸ニカリウム・イプシロン-アミノカプロン酸

かゆみを抑える成分…マレイン酸クロルフェニラミン

ピント調節成分…ビタミンB12・ネオスチグミンメチル硫酸

目の栄養補給・代謝促進…L-アスパラギン酸カリウム・ビタミンE・アミノエチルスルホン酸など

医療用目薬に含まれている成分の一部は以下の通りです。

ドライアイ改善…コンドロイチン硫酸エステルナトリウム・精製ヒアルロン酸ナトリウムなど

眼精疲労改善…シアノコバラミン・ネオスチグミンメチル硫酸塩・トロピカミド・フェニレフリン塩酸塩など

緑内障治療薬…カルテオロール塩酸塩・イソプロピルウノプロストン・チモロールマレイン酸塩など

目薬にはさまざまな成分が入っているので、妊婦さんが使用する際には注意が必要です。

気を付けておきたい成分をお話しする前に、「なぜ妊婦さんに目のトラブルが起きやすいのか」「正しい目薬の差し方」などについて解説します。

妊娠中は目のトラブルが増えるのはナゼ?

妊娠すると赤ちゃんに栄養や酸素を送るためには血液が大事な役割を果たします。ですが血液は赤ちゃんに優先的に使われるため、母体は貧血を起こしやすい状態になり、栄養が十分行き届かず目が疲れやすくなります。

妊娠によるホルモンバランスの崩れが免疫力低下から結膜炎やものもらいを起こすことも…。また、目のトラブルには他にも一時的な視力の低下や目の乾燥などが挙げられます。

妊婦さんは行動が限られてしまうこともあり、読書やテレビ・スマホ・PCを長時間眺めるなど目を酷使するのも原因の一つです。

妊娠中の目薬、

目のトラブルの症状が辛いときは目薬に頼りたくなりますよね。では、一体どういうところに気を付ければ良いのでしょうか?

ここでは目薬を使うタイミングやどんな目薬があるのか、注意が必要な成分などをご紹介します。

目薬を使いたくなるのはどんなとき?

目の乾燥や疲れを感じたときに目薬でスッキリしたいと考える妊婦さんは多いでしょう。

目の奥がガンガンと痛くなる眼精疲労やコンタクトレンズによるドライアイも目薬が欲しくなりますね。目の病気である結膜炎やものもらいが出来た際にも目薬は欠かせないでしょう。

花粉が飛ぶ季節なら、花粉症などのアレルギー用目薬は必須だと言えます。

症状別、目薬の成分と商品名

トラブルの症状によって使う目薬は変わりますよね。

どんな成分で効果があるのか、どんな市販薬があるのかをご紹介します。

ものもらい

ものもらいは細菌性の目の病気なので、抗菌作用のある「スルファメトキサゾール」や「イプシロン-アミノカプロン酸」「グリチルリチン酸ニカリウム」などが含まれています。

市販薬には大正製薬の『抗菌アイリス』や、ロート製薬の『ロート抗菌目薬i』があります。

結膜炎(アレルギー性結膜炎)

花粉やハウスダスト、ダニ、ペットの毛などに対するアレルギー反応で起こる結膜炎の場合なら、「ケトチフェンフマル塩酸」「クロモグリク酸ナトリウム」「クロルフェニラミンマレイン塩酸」などの成分が含まれています。

市販薬にはノバルティス ファーマ株式会社の『ザジテンAL点眼薬』や参天製薬の『サンテアルフリー新目薬』などがあります。

疲れ目、目の異物感、アレルギー(花粉など)

おもにピントを調節する「メチル硫酸ネオスチグミン」や角膜の乾燥を防ぐ「コンドロイチン硫酸ナトリウム」などの成分が含まれています。

アレルギーに対する目薬には「プラノプロフェン」という成分が含まれている場合があり、商品には大正製薬の「アイリスガードP」や千寿製薬の「マイティアアイテクト」、ロート製薬の「ロートアルガード」などがあります。

プラノプロフェンについてはあとで詳しくお話しましょう。

コンタクトレンズ(ドライアイ)

コンタクトレンズのドライアイの目薬には「塩化カリウム」や「塩化ナトリウム」「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」などの成分が含まれています。

商品にはロート製薬の『新ロート ドライエイドEX』や参天製薬の『ソフトサンティア』、大正製薬の『アイリスCL–Iネオ』などがあります。

妊婦さんが気を付けたい目薬の成分

目薬を使うときにチェックしてほしい成分には「プラノプロフェン」があります。

かゆみや炎症を抑える効果があるのですが、出産の時間が長くなる作用があり、安全性が確立されていないため注意が必要です。また、説明書には『妊婦又は妊娠していると思われる人』に対して注意事項が記載されています。

このように、目薬といえども、目薬を使用する前には添付の説明書に目を通すようにしましょう。

一番安心できるのは、担当の産婦人科の医師に処方してもらう目薬だと言えるかもしれませんね。

妊娠中の目薬の正しい“さしかた”

普段目薬はいつもどうやってさしていますか?

ここではぜひ知っておいてほしい目薬の正しいさし方についてご紹介します。

目薬1回にさす量は?

目薬をさすときに「たくさんさすと効果が上がりそう…」と思ってついつい何滴も目に落としていませんか?

ですが、目薬は薬の一種なので、多く点眼すると副作用を起こす可能性があります。1滴で十分に効果が期待できるので、さし過ぎには注意しましょう。

2種類の目薬をさす場合には5分以上の間隔を置くようにしてくださいね。

目薬のさしかた

1.手や指を石けん等できれいに洗い、目薬のキャップを外して清潔な場所に置いておきましょう。

2.片手で下まぶたを軽く引いて目の中に目薬を入れます。このとき、目薬の先がまつげやまぶたに当たらないように注意しましょう。

3.目薬をさしたら1分間ほど目頭を押さえておきます。こうすることで、目薬が涙道を通ってのどに伝わり、のどの粘膜から成分が吸収されるのを防ぐことができますよ。

最後に目頭を押さえることで、目薬の成分がおなかの中の赤ちゃんへの影響を減らすことができます。ぜひ覚えておきましょう。

プレママへ、妊娠中の目薬は用法・容量・医師の指示を守って安心!

目薬は胎児にあまり影響がないと言われることが多いものの、やっぱり注意しておきたい成分が存在します。でも、成分の名前を覚えておくのは大変ですよね。

最後に目薬を使うときのポイントをご紹介します。

市販の目薬を使うときは注意書きをチェック!

目薬を買うと箱の中に説明書が一緒に入っています。とても細かい字で書かれているのですが、その中の注意事項を呼んでください。

そこに『妊娠又は妊娠していると思われる人』と書かれていたら使用を控えるようにしましょう。目薬を持って医師に相談をするのも良いですね。

配合されている成分に「プラノプロフェン」「ステロイド」「パタノール」が含まれているタイプには注意書きに上記の一文が記載されているので、面倒だと思わず目を通す習慣を付けましょう。

正しい「さしかた」なら、安全性はさらに確かなものに

私たちの体全体の中で目の範囲はとても狭いものです。そして、点眼薬1滴が0.05mlなので、1回の点眼に1~2滴さした場合に0.05ml~0.1mlとごく少量です。

さらに、目の中にある薬剤をためるポケットは0.02ml~0.03mlのため、点眼した目薬がすべて体に吸収されるわけではありません。

のどに流れないように目薬をさすことで、赤ちゃんへの安全性も高めることができます。

眼科で目薬を処方してもらうときの注意点

妊娠をしたらできれば市販薬よりも病院で処方してもらうほうが安心でしょう。

その際に注意しておきたいポイントをまとめていました。

診察前には必ず妊娠していることを伝える

おなかが大きくなってすぐに分かる場合には医師も気付く可能性がありますが、妊娠初期の場合には一目みただけでは妊婦さんとはわかりませんよね。

診察をする前に妊婦であることを必ず伝えておきましょう。

告知したうえで注意成分が含まれている目薬を出されたら…

まず、医師が何かを判断してその目薬を処方したことを理解しましょう。上記でお話しした通り、目に入れる目薬の量は少量で、一気に大量摂取するわけではありません。

例えばプラノプロフェンに関しては「妊婦禁忌」ではあるものの、「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」とされています。

また、ラットを使った動物実験(プラノプロフェンを1回0.05mg、28日間点眼)によって分娩時間が長くなる作用が認められていまが、研究内容を読んで理解し、それを元に判断して患者に投与できるのは医師免許を持つ人だけです。

医師が「投与が必要だと判断した」場合には、投与して早く症状を改善する方が患者の体力を消耗させずに改善が見込めるからこそ処方される、このことを頭の片隅に置いておくと良いですね。

とはいえ、心配を拭いきれない妊婦さんもいるでしょうから、その場合には産婦人科の医師に相談をしてみましょう。

目のトラブルからストレスをため込むのは赤ちゃんにも良くありません。妊婦さんの不快な症状を少しでも早く改善することが赤ちゃんのためにもなりますよ。

まとめ

とても身近な存在である目薬も、実はまぎれもない薬の一つ。

さまざまな成分が含まれていて、その中には妊婦さんの使用に注意が必要なものもあります。あとで慌てなくても良いように、目薬を使用する前に説明書の注意事項を読みましょう。

正しいさしかたをすることで、胎児への影響も大幅に減らせますよ。医師から処方された目薬に禁忌とされる成分が含まれていたら、必要な薬だと判断されたんだと理解しましょう。不安な場合には産科の担当医に相談しましょう。

 

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