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基本知識

妊娠中に下剤って大丈夫?流産などの影響は

投稿日:2017年4月9日 更新日:

妊娠中の身体に現れる症状のひとつとして便秘が挙げられますが、なぜ妊娠中に便秘が起こりやすくなってしまうのでしょうか。

余りにも長い期間続くと不安になってしまいますよね。しかも、妊娠中に下剤を使うと流産してしまうといった噂まで流れているのです。

妊娠中に起こる便秘の正体について説明するとともに、流産などの影響が真実なのかどうか、妊娠中に下剤を飲んでも大丈夫なのかといった疑問を詳しく解説していきます。

妊娠中便秘になるのはナゼ?

妊娠する前は便秘など経験したことがなかったという方でも、妊娠したら便秘をするようになるということもあります。

妊娠中の便秘は、妊娠から出産にかけて、妊婦さんの身体の仕組みが変化していく過程に起こることなので、便秘が起こる理由は妊婦さんの身体に隠されているのです。

では、便秘になりやすい妊婦さんの、体の仕組みについて見ていきましょう。

女性ホルモンプロゲステロンの仕業!?

妊娠すると、女性ホルモンに変化が起こり始めます。

女性ホルモンは、女性を機能的にサポートするプロゲステロンと、女性らしさをサポートするエストロゲンという2つのホルモンがそれぞれの仕事をこなしているのです。

便秘の原因になるのは、プロゲステロンの働きが関係していています。

便秘を起こすプロゲステロンの作用その1

プロゲステロンは着床した受精卵に振動が伝わらないよう、子宮内膜をふかふかのベッドにし、子宮の周りの臓器にも、振動を伝えないようにと指示を出すのですが、その影響で子宮の近くにある「腸」のぜんどう運動が緩やかになります。

便秘を起こすプロゲステロンの作用その2

更に、プロゲステロンは赤ちゃんを守るため、羊水や血液循環量を増やしていきます。

その際、水分を身体にため込むようになるので、妊婦さんが摂った水分は赤ちゃんの栄養や羊水として運ばれ、妊婦さん自身は水分不足の状態になってしまうのです。

このように便秘の起こる原因はプロゲステロンの働きが関係しています。

今や、妊娠中の便秘に悩む女性は、約9割以上といわれているほど。そんな悩ましい便秘解消のために、下剤を服用しようと考えている方は、下剤を探す前に、下剤の種類と特徴を理解しておきましょう。

種類や特徴、効能によっては妊婦さんの体に危険を及ぼすものもあるのです。

妊娠中の下剤、知っておきたい種類と特徴と効能

妊娠中の便秘の原因を学んだところで、便秘を改善する下剤について学んでいきましょう。

実は、全て同じように見える下剤でも、種類や特徴、効能があるのです。

自分の体に合った下剤を選ぶことで、体へのリスクは大きく減ります。体に合わない下剤を使うと、腸が傷ついてしまったり、逆効果になってしまうこともあるので、下剤についてきちんと知っておいてくださいね。

下剤の種類と商品名

ここでは、下剤の種類についてご紹介します。

    成分名 商品名

機械的下剤

(緩下剤)

塩類下剤 酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム スルーラックデルジェンヌ、3Aマグネシア、ミルマグ液、スラーリア便秘薬
糖類下剤 糖類や麦芽糖 マルツエキス
膨張性下剤 カンテン ウィズワン
浸潤性下剤 ジオクチルソジウムソルホサクシネート コーラックⅡ

刺激性下剤

 

大腸刺激性下剤 センナ コーラック
ダイオウ ビューラック
小腸刺激性下剤 ピコスルファートナトリウム コーラックソフト
ビサコジル ビオフェルミン
浣腸剤 グリセリン浣腸 グリセリン イチジク浣腸40

それぞれの下剤の特徴や効能

次に、各下剤の特徴やその効能を見ていきます。

機械的下剤の特徴や効能は

機械的下剤は、薬の効き目が優しく、クセになりにくいことから、誰にでも使いやすい下剤となっています。特に、主な成分である酸化マグネシウムは病院などで扱われる下剤の第一選択薬として使われているのです。

酸化マグネシウムを含んだ機械的下剤の効能は、腸に吸収されにくく、服用すると腸内の浸透圧が高まります。それによって、腸内に水分が移動するので、便が柔らかくなり、便秘が解消されるのです。

しかし、機械的下剤は体に優しい分、即効性に欠けるので、持続して使わなければ効果が表れないこともあります。

刺激性下剤の特徴や効能は

刺激性下剤の特徴は、小腸と大腸を直接刺激するということです。刺激することによって、腸管のぜんどう運動を活発にします。

腸内の水分量と、電解質を増やす働きも持っているので、機械的下剤より作用が強く、クセになりやすいです。また、粘膜に炎症を起こしてしまうケースもあるので、長期使用には向いていませんが、即効性は抜群です。

浣腸剤

浣腸剤は、肛門から直接薬を注入し、直腸粘膜に刺激を与えることで、腸にぜんどう運動をするように働きかけます。

グリセリンは吸収力があるので、直腸内に注入すると、腸管壁の水分を吸収してくれるのです。それによる刺激でぜんどう運動が起こり、便が排便されます。

便を柔らかくする効果はもちろん、潤滑性を良くすることで、便の出が良くなるのです。しかし、即効性が強いので使い続けるのは危険。痔の原因にもなります。

様々な種類の下剤がありますが、即効性を求めるか、体に良い方を選ぶかで、薬も変わってきます。下剤にはたくさんの種類がありますから、こんな効果がある、こんな効能があるということを覚えておくと自分に合った下剤を探すことができますよ。

妊娠中の下剤って、大丈夫なもの?

基本的には、妊娠中に薬を服用すること自体望ましいことではないとされています。

しかし、実際のところ、妊娠中に下剤を飲むということはそこまで危険なことなのでしょうか?妊娠中に下剤を服用することについての注意点やリスクを解説していきます。

便秘をどうしても改善したいという方は是非、参考にしてみてください。

病院処方の下剤は効かない?

前述の解説から、便秘になりやすい妊婦さんの身体の状態は、子宮に刺激を与えないためであると説明しました。つまり、妊娠中に下剤を服用したいときは、子宮に振動を与えない種類のものが望ましいのです。

妊婦さんが病院で最初に出される下剤といえば、マグラックスやラキソベロンなど。マグラックスの主な成分は酸化マグネシウムです。

ラキソベロンは、腸に刺激を与えて便を出すタイプのものなのですが、その刺激は他の刺激性下剤と比べるととても優しいものなのです。

つまり、妊娠中は即効性がないものの、体に優しい酸化マグネシウムを含んだ機械的下剤の方が良いのです。このことから、病院処方の下剤は効かないといわれていますが、腸に効くような刺激性のある下剤を使うことの方が危険だといえます。

よく効く下剤、市販の下剤、流産の影響は?

妊娠前から便秘が多くて日常的だった、もしくは便秘薬をよく使っていた人にとって、上記で解説した下剤は効きが悪いと感じるはず。しかし、妊娠中も効き目の良い下剤を使用して、早くすっきりしたいからと、即効性のある刺激性下剤をすることは非常に危ないです。

状況によっては腹痛や下痢までも起こしたり、子宮への刺激が大きく出たりします。下痢が子宮の収縮にすぐ繋がらないとしても、下剤を常用すれば安心はできませんから、刺激の強い下剤は避けましょう。

下剤自体に流産をさせる力はありませんが、腸がダメージを受けることで、どんな弊害が起こるかはわかりません。

また、子宮にどのように影響を与えるのか、それが流産を引き起こすのか・・・想像はできませんが、子宮にとっては決して良い環境とは言えないでしょう。

妊娠中に下剤を使いたいときの注意点とは

妊娠中に下剤を使用したい際は、自分の見解だけで決めて服用するのはやめておきましょう。

まずは病院で担当の産婦人科医師に相談して、下剤を処方してもらってください。もし、その下剤が効かないときがあれば、諦めて市販薬に頼らず、さらに病院で出しなおしてもらいましょう。

病院に出直す時間が取れないときは、病院に電話で確認して市販薬を指示してもらうことをお勧めします。

妊娠中に下剤を使用することは、危険なのか、大丈夫なのかについてまとめてきましたが、用法容量と注意事項をしっかりと守れば服用しても心配のないことがわかりました。

刺激性下剤は避けること、勝手な判断で下剤を飲まないことなどを守れば、下剤を使うことができるのです。

医師の指示のもとで薬を服用する、これが一番大事な事なのです。

妊娠中の便秘、下剤を使いたい・使いたくないプレママへ

妊娠中に便秘が起きた時、下剤を使いたいと考える妊婦さんもいれば、下剤の使用が恐いと感じる妊婦さんもいます。

考えは人それぞれなので、どちらが正しいというわけではありませんし、その妊婦さんの体調や状況によっても、下剤を使ったほうが良い時と、使わないほうが良い時もあるのです。下剤を使おうか、使わないでおこうか悩んでいる方は参考にしてみてください。

薬は何でもダメ、それは正しい?

妊娠中の薬はNGと理解して、薬を遠ざけてしまう人もいますが、状況によっては母体の状況が悪化することは胎児にとって命取りです。

なぜ、妊娠中の薬の服用が危険といわれてしまうのでしょうか。それは、自分の判断で市販薬を飲んだり、飲んではいけない成分の入った薬を誤って飲んでしまうことが危ないからです。

間違った知識が広く出回ることも多い世の中。それを信じた妊婦さんたちが、危険な薬を服用してしまうということを避けるために、そもそも妊娠中の薬の服用を勧めていないのです。妊娠中の薬は、必ず医師から処方してもらって、健康を保ちましょう。

便秘は葉酸サプリでも緩和することが出来ます。下記ページでは便秘に効果があるとされているベルタ葉酸サプリについて、詳しく紹介しているので、合わせてお読みください。
>ベルタ葉酸サプリは便秘や下痢解消に効く!その理由は?

便秘は下剤で解決、それは正しい?

体質的に常習性便秘の方は大勢いますが、下剤を飲んで解決してしまう前に、まず自分の生活を見直してみてください。

食事内容も食物繊維の多いものを摂取するようにしたり、水分が多く含まれた果物や海藻を食べるように心がけたり、こまめに水分補給を行ったり、少しでも毎日の生活を変えると排便のリズムも変わってきます。

便秘になってしまったから、下剤で解決しようとは考えずに、薬を使わない方法で便秘解消できるように努めましょう。また、市販薬の注意事項に「妊婦の…」という但し書きがないからといって、自己判断で下剤の乱用をしないようにしてください。

常習的に腸の蠕動運動を高めれば、その振動は子宮に影響も与えていることは確かです。

下剤を使うことは決して悪いことではありません。しかし、便秘は生活習慣を見直すだけで随分改善します。

薬に頼り、薬を使わなければ排便できない体になってしまう前に、しっかりとバランスの取れた食生活と、十分な睡眠、適度な運動をするように心がけましょう。

ストレスも便秘の原因になり得るので、ため込まないように発散することも忘れないようにするのが大切です。

まとめ

妊娠中の下剤について解説してきましたが、安全に使用すれば、服用しても問題ないということが分かりました。

普段から生活改善に気を付けているけど、どうしても便秘が治らなくて悩んでいるという方は担当の産婦人科医師に相談してください。便秘の悩みもストレスになりますので早め早めに解決していくことが重要ですよ。

十分に、お腹の赤ちゃんのことを考えて、身体に優しい下剤を処方してもらうようにして、食生活の改善の両巴で便秘の改善をしていきましょう。

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