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基本知識

妊娠中の電気治療ってOK?

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妊娠期間というのは、お母さんの体が目まぐるしく変化します。お腹が大きくなったことで、体の凝りに悩まされる人だって少なくありません。

効果的に体をほぐすことができれば、妊娠中の負担もかなり軽減できるのですが、もし体の凝りが強くなった場合はどうすればいいのでしょうか。妊娠前から整骨院や整体などで電気治療を受けてきた方は、治療を受けてスッキリしたい!と思う方も多いはず。

そこで今回は「妊娠期間に電気治療をしていいのか?」について詳しく解説していきます。

整形外科・整骨院、知っておきたい電気治療器の種類

妊娠期間に整形外科や整骨院、整体へ足を運ぶ人、運んでコリをほぐしたい人は、多いはずでしょう。店舗の中で受ける療法には様々な種類があります。

まずはどういった物理療法があるのかを知っていきましょう。

物理療法の種類

物理的な療法を大まかに分類すると、温熱療法、マッサージ療法、牽引(けんいん)療法、電気刺激治療などがあります。

温熱治療は体へ熱エネルギーを注ぎ込むことによって、機能回復や活性化をはかる治療法です。血行不良やリンパや気の流れを良くしたり、自律神経を整える効果があります。

マッサージ療法は最もイメージしやすいかもしれません。文字通り施術者がマッサージをすることによって、身も心も解していきます。

けん引療法は首や腰を引っ張る療法です。引っ張ることによって狭くなってしまった背骨の隙間を広げることができます。骨と骨がぶつかるのを改善したり、圧迫されている部分の矯正が期待できます。残る電気刺激療法について、詳しく見てまいりましょう。

電気刺激療法について

人体に張り巡らされた細胞は、全て電気を帯びた状態にあります。五感などの感覚器官が正常に動いているのも、電気の働きにってよって脳への伝達が行われているゆえ。

例えば右手を動かそうとした際「右手よ動け!」と脳から指令が一瞬の間に行き渡り、右手が動き出します。これも電気が人の体に行き渡っているからこそ、可能であると言えます。

こういった人体の構造を利用したのが電流刺激療法。神経に流れている電流と類似した電流を与えることによって、免疫力を高めることができるのです。

電気刺激療法は、首や肩、腰の痛みを軽減する低周波電療法、体の深い部分に刺激を届けることによって痛みを取り除く中周波療法、電子レンジによく似た周波数によって、奥深くに存在する筋肉の血行を促して痛みを和らげるマイクロ波、脱臼や骨折、打撲、捻挫といった損傷した部分を治癒させたり、体の関節へ当てることによって、痛みを減らし動きを活性化させるソーマダイン微弱電流器などがあります。

低周波は1Hz~999Hz、中周波電療法は1000Hz〜9999Hzです。

妊娠中の電気治療は胎児に影響はないの?

妊娠期間というのは使っていいものが、かなり制限されてしまいます。

こちらの項目では電気治療が胎児にどういった影響を与える可能性があるのかを、解説していきます。

電気治療機器、妊婦は禁忌?!

ソーマダインは「妊婦さんが使っても特に問題はなく安心である」と言われているものの、ソーマダインを制作している会社の解説では、「低周波治療機器と同じ注意が必要」と喚起する文章が掲載されております。

これらの説明書には「使用する前にかかりつけのお医者さんへ必ず相談してください」といった注意書きもされています。安全である確率が高いものの、まだソーマダインが出している電磁波に関しては、解明されていない部分も多く、絶対とは言い切れないということが分かります。

参考:ソーマダインQ&A

http://www.somadyne.com/image/A5BDA1BCA5DEA5C0A5A4A5F3Q26A.pdf

電磁波の影響が気になる?!

前述しましたがマイクロ波は、電子レンジと同じレベルの周波数を体の奥深くへ届ける療法です。つまり電磁波を体に入れているのです。妊娠期間はデリケートな時期ですので、電磁波が気になる人もたくさんいることでしょう。

電気カーペットやコタツといった暖房家具の他にもパソコン、無線LANなどからも多くの電磁波が出ているのです。特にスマホやタブレッドなどは毎日使う人も多いはず。

スマホは顔や頭に近づけて使用する機会がどうしても増えます、また操作の際にお腹付近で行うことも多いので、脳や胎児に電磁波の影響が出ないか懸念されているのです。

電流の影響が気になる?!

おおまかに分けると電気治療器には、2500Hz、また5000Hzの周波数の干渉波治療器、0.3Hz~1.0Hzの周波数である微弱電流治療器(急性期のみ100Hz~200Hz)、低周波治療器、0.4Hz~20Hzの周波数の高周波治療器の4種類があります。

ソーマダイン微弱電流器は前述した通り、微弱電流治療器です。あまり人体には影響がないと言われるものの、妊婦に関しては未知数だとされています。

例えば低周波治療器は、電圧が最大で85Vで、最大電流量は75mAと言われています。これは最大出力であって、常時この電流は流さずもっと低いレベルで治療を行います。これが胎児にどの程度影響を与えるか…ありえないだろうと言われるものの、実際は未知です。

一つ比較の例を出すと、AEDを過去に妊婦さんに使用したアメリカの事例があり、特に胎児への悪影響は見られなかったそうです。

AEDとは自動体外式除細動器で、いきなり心停止になった人へ用いるための救命装置です。必要な場合は心電図を使った自動計算を行い、電気ショックを与えることもあります。

AEDの電気ショックで使われる電圧は300J前後。単位を置き換えると、およそ1200Vから2000Vほどで電流は30Aから50Aです。

このレベルの電流電圧で胎児に影響がなかったから、電気治療器は安全ですとお勧めするわけではありません。生死の際、けがなどの治療で必然性として使用する場合は、まず母体の状態を健全に保つことが胎児をも保護することにつながる、とお考え下さい。

文献出典元:Chest 1970;58:82-4 :Amerian College of Chest Physicians

それでは、日常的に肩こりなどの緩和や体のリラックスを目的に電気治療器を使用することについて考察したことを次の項目でまとめてみました。

電気治療器、胎児に影響はないのか考察してみた

ここまでの説明で電気治療で禁忌の理由がはっきりしているのは、電子レベルと同等の電磁波を放つマイクロ波のみでした。

だからと言ってマイクロ波以外の治療器を妊娠期間に使えるかと言えば、やはり避けた方が無難であると言えます。

万が一ではありますが、流産といった悲しい結果を迎えた際に「あのとき整体で電気治療を受けたせいで、こうなったんだ…」と考える可能性もゼロとは言えません。

もしそれらのことと結びつけてしまうようでしたら、最初からマイクロ波以外の電気治療も避けた方が良いでしょう。せっかく授かった命ですから、少しでも危険性があることは、やめておいた方がストレスも溜まりづらいと言えます。

そして、その命を守ってあげられるのは、やはりお母さんだけしかいません。

ですが、けがなどをしてその治療の為に医師が電気治療を勧めるのであれば、早く良くすることがお腹の赤ちゃんにも良い状態と理解して治療を受けるようにしましょう。

受ける前に心配事は産科担当医と整形外科担当医に相談をしておくようにしましょう。

肩こり・腰痛がつらい!整体・整形外科・整骨院で電気治療を受けたいプレママへ

最後に妊娠期間に踏むべきステップについて、順番に説明していきます。

いずれも大切なことですので、必ず頭に入れておくことをおすすめします。

ステップ1:まず産科の担当医にかならず相談

まず担当してくれている医者に相談しましょう。

整形外科や整骨院、整体などでどれくらいの時間、電気治療を受けるかについて、きっちりと説明することによって、適切なアドバイスをもらえるはずです。

ステップ2:整体・整形外科・整骨院で必ずチェックすること

行きつけの医院がある場合は、「今、妊娠中です」というのを伝えるようにしましょう。

また治療することによって、お腹の赤ちゃんにどういった影響があるのかを事前に説明することも忘れてはいけません。

特にかかりつけの医院などはなく、これから探す場合は、ホームページをチェックしたり、電話やメールといった方法を使い質問をすることで「妊婦を受け入れてくれるのか?」や「妊婦を対象とした施術をしているのか?」などを確認する必要があります。

ステップ3:電気治療に頼らないで、肩こり・腰痛を軽減する方法

電気治療に依存せず、肩こりや腰痛を減らす方法がないわけではありません。

「肩回し」と呼ばれる、肩こりを軽減させるエクササイズもあります。

まず指先を肩につけて、肘を後方から前へと回していきます。数回同じ動作を続けたら、次は逆回転です。肩が凝ったと感じた際は、この動きを何度か繰り返すようにしましょう。

妊婦さんの多くが頭を悩ませる腰痛も、骨盤ベルトをつけておくことで防止することができます。それだけでなく、皮膚のつっぱりができにくくなるので、妊娠線が入ることを防ぐことも可能になります。また保湿効果も期待できます。産後の体型を戻すためにも使えるので、かなり役立つアイテムと言えるのです。

「猫のポーズ」と呼ばれるストレッチをご紹介しておきましょう。

これは腰痛を軽減できる効果のあるストレッチです。

まず四つんばいになります。ふーっと息を吐きつつ、ヘソを見るようなイメージで背中を丸めていきます。天井を見上げて、息をスーッと吸いながら、ゆっくりと背中を反らします。再度、四つんばいの体勢に戻って、同じ動きを5回ほど繰り返しましょう。

もうひとつ腰に関するストレッチを紹介します。

床に足を延ばして座り、膝を揃えて立て踵を揃え、手を後ろにつきます。膝も踵も離れないようにして、両膝を右と左へ3回振ります。これだけです。

まとめ

妊娠中の電気治療について、詳しく解説してきました。

電磁波の影響というのは賛否あり、人体に有害という説とそうでないという説があります。まだこの論争に決着がついていない段階で、妊婦さんが電磁波の出る器具を使うことは避けた方が良い、というのが現段階での結論です。

体が凝らないように、適度な運動やストレッチを習慣化させましょう。色々と気にしすぎて、それがストレスになってしまうことは良くないため、あまり神経質になりすぎないことも大切です。

上手な気分転換の方法を身につけて、楽しい妊婦ライフを送れるようにしましょう。

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