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妊娠中の健康診断で気を付けておくべきコトまとめ

投稿日:2017年4月3日 更新日:

妊娠中は、定期的に妊婦健診を受けていく事になります。

しかし働いている妊婦さんは、それ以外にも会社での定期健康診断がありますよね。

様々な事に注意が必要となる妊娠中ですが、この健康診断での検査は問題ないのでしょうか。気になる、定期健康診断について調べてみました。

妊婦健診と会社の健康診断、どこがどう違う?

妊婦健診は、通常定期的に受ける健康診断とは全く種類が異なります。まずは通常会社で受ける健康診断の内容から見てみましょう。

労働安全衛生法で定める定期健康診断

定期健康診断は労働安全衛生法により定められているもので、会社で働いている人は必ず受けなければならないものとされています。

また会社を運営している雇用主は、この定期健康診断は必ず従業員全員に受けさせなければならない義務があります。これに違反した場合、罰金が課せられる事もあるんですよ。

妊婦健診と定期健康診断の健診目的の違い

では、妊婦健診と定期健康診断の違いを具体的に見てみましょう。

二つの健診、その目的の違い

定期健康診断の場合には、身長体重などに加えて肝機能検査や血糖検査、心電図検査など様々な項目において、多くの検査が実施されます。これにより、初期段階の病気を発見して大病を未然に防ぐ目的があるのです。

また検査で異常が見付かった場合には、日常生活を見直して健康を維持する事に努めなければなりません。また健康で仕事を続けるためには、定期的に健康状態をチェックする必要があるんです。

それに対して妊婦健診は、妊娠中の女性を対象として母子の健康状態を検査していくものです。体重や尿検査、エコー検査、血液検査等こちらも様々な検査を行いますが、基本的には妊娠に特化した検査だけを行っていきます。

同じ健康診断ではありますが、両者は目的が全く違うものなのです。

妊婦健診と定期健康診断、内容の違い

:妊婦健診の内容

妊婦健診は、妊娠中の女性すべてが受けるものです。その検査内容は、主に下記のようなものです。

エコー検査、血圧、体重、尿検査、子宮頸がん検診、風疹、トキソプラズマ、

HIV、肝炎抗体検査、梅毒検査、貧血検査、血液型検査

妊娠の時期により、これらの検査を順に行っていきます。

料金は5000円から25000円程かかるとされていますが、妊娠届を役所へ提出し、母子手帳の交付絵を受けると各自治体から妊婦健診補助券が支給されます。これにより、健診代は割引される事になります。

:定期健診の内容

定期健康診断は、すべての就労している人が1年に1回必ず受けなければならない健診で、法定項目と呼ばれているものは以下のような内容です。

身体計測、視覚、聴覚、血圧、胸部エックス線検査、貧血検査

肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査、尿検査、心電図検査

これらの項目において検査を受けていく訳ですが、その料金は5000円から10000円程で医療機関によって多少差がある様です。また企業によっても、費用の一部が支給されたり全額支給されたりと待遇も大きく違ってくる様ですね。

また、下記の項目については、自己負担にはなりますが検査が可能なものとなっています。

腫瘍マーカー、内視鏡検査、腹部超音波検査、前立腺がん、肝炎ウイルス

胃カメラ、胃透視、脳ドッグ、肺ドッグ、マンモグラフィーなど

妊娠中の健康診断、受けるときの注意点

就労している人が受けなければならない健康診断、とは言っても妊娠中に受ける場合には注意しなければならない点があります。

健康診断の申し込みをする際は

まずは勤め先の会社に、妊娠の可能性がある事や妊娠が確定している事を報告して健診をする医療機関へ連絡しておいてもらいましょう。健康診断当日にも受付時で妊娠を伝えておくと安心です。

妊娠の可能性は知られたくない、という方もいるかもしれませんが、胸部X線を受けないようにするには、自己申告がどうしても必要になります。会社へは伝えずにおいたとしても、健診当日に受付で申し出ることは避けられません。

法定項目を受けるなら、この点に注意

では具体的に、注意したい点について見てみましょう。

気になるレントゲンと心電図

定期健康診断には、胸部レントゲンや心電図検査が含まれてきます。しかしこれらの検査、妊娠している場合にはちょっと心配になってしまう検査ですよね。

妊娠初期には、絶対過敏期と相対過敏期と呼ばれる薬などの影響をいつも以上に注意しなければならない時期があります。

妊娠4週となる28日から8週となる50日までは、絶対過敏期とされ、薬等の影響が胎児へ強く出やすい時期となります。

妊娠8週となる51日から14週となる84日は対過敏期とされ、絶対過敏期よりも影響が出にくいとは言えまだ胎児への影響も出やすく奇形児等の可能性が高くなってしまうとされています。

レントゲン検査では放射線を使用しますから、レントゲン検査を受ける事により、少なからず放射線に被曝する事になるんですね。大人でも多大な影響を受ける放射線ですから、胎児への影響は測り知れません。とは言え、レントゲン検査の場合の被曝量は、かなりの微量です。

定期健康診断で行う胸部レントゲンの場合には、放射線被曝により身体に影響が出る被曝量の約1/10000以下とされているのです。

そうは言ったものの絶対過敏期や相対過敏期では、こうしたごく少量の放射線でも胎児の影響がないとは言い切れません。妊娠初期の場合には、その旨を定期健診時に告げてレントゲン検査は免除してもらった方が安心と言えそうです。

また妊娠期には、様々な事に対して慎重になりますよね。レントゲンを撮らなかったとしてもレントゲン室に近くにいる事だけで、もしかしたら被曝するのでは…と心配になってしまうものです。

しかしレントゲン室の外にいた場合の放射線被曝量は、日常生活で浴びる太陽光と同じレベルの大変微弱な放射線だとされています。なので、実際にレントゲンを撮らないのであれば放射線の影響を心配する必要はないのです。

また心電図検査の場合には、母子共に特に影響が出る事がないので安心して検査を受ける事ができます。

腹囲測定はどうなる?

妊娠すると、どんどんとお腹が大きくなりますよね。そんな時気になるのが、腹囲測定です。

この腹囲測定に関しては、妊娠中の女性は免除される事となっています。ちなみに妊娠中でも腹囲に内臓脂肪が蓄積されていないと診断された場合のみ免除となるので、妊娠中の理想体重増加を大幅に超えてしまっている場合には測定が免除されない場合もあります。

検査項目に胃カメラや胃透視など特殊なものがあるときは

法律で定められている検査項目以外で、特殊な検査の必要がある場合にも妊婦は注意しなければならない点があります。

胃の調子が思わしくなくて、胃カメラ検査を受けたいと思っている方は、妊娠中の場合鼻からの胃カメラは母子共に影響がないため検査を受けても大丈夫とされています。

しかし胃透視はバリウム等の造影剤を使用する事になるため、妊娠中は避けておいた方が無難と言えますね。

マンモグラフィー検査については、妊娠中は避けるべきとされています。というのは、妊娠中は乳腺が発達するため、検査の際には痛みを伴うケースが多い上に正確な検査が行えないことが多いからです。

受ける義務があり、会社がほぼ費用を負担してくれる法定項目は、妊婦さんといえども就業している以上は受けなければなりません。ですが、自費負担の追加項目となる検診については、本人の希望でうけるもので、今選んで絶対に受けなければならないものではありません。

もし、法定項目以外も会社負担で受けざるを得ない、というときは会社に説明して妊娠期間だけは法定項目のみに切り替えてもらいましょう。

胃カメラについては下記記事にも詳しく紹介しています。胃カメラの予定がある方は下記記事も合わせてご覧ください。
>妊娠時の麻酔のリスクまとめ。歯医者や胃カメラ、ケースごとに解説

健康診断を受けるか受けないかで悩むプレママへ

最後に健康診断を受けるかどうか今迷っているプレママへ、アドバイスをご紹介します。

定期健康診断、受けられる項目だけで受けましょう

定期健康診断は、就労している以上受ける義務があることはお話ししました。そのため妊娠中に受けなければならない場合には、妊娠中でも安心して受けられる検査項目のみを受ける様にしていきましょう。

また妊娠すると、体内では様々な変化が起こります。そのため検査結果はいつもとは異なり「要チェック」と診断される可能性も非常に高くなってきます。

こうした検査結果が出てしまった際には、かかりつけの産婦人科の医師に結果を持参して相談する様にしていきましょう。

定期健康診断場所が遠い、体調があまりすぐれない

会社から指定された定期健康診断の場所が遠い場合には、無理して出向く必要はありません。妊娠中は、いつ何が起こってもおかしくない時期です。

健康診断の場所を変更できないかどうか、まずは会社に相談してみましょう。変更できそうであれば、無理のない近場の医療機関に変更してもらうと安心ですね。

もし変更できない様であれば、母子手帳と共に交付されている「母性健康管理指導事項連絡カード」を使用しましょう。

この母性健康管理指導事項連絡カードは働く妊婦さんのためのものですから、まずかかりつけの産婦人科の医師に健康診断の場所が遠く、出向くには体調の変化が心配であることを相談してみましょう。

また、つわりやそのほかの妊娠の症状などで体調が思わしくないようなときは、定期健康診断当日の順番待ちは辛いもの、こういったことも医師に相談してみるとよいですね。

このカードを会社に提出する事で、会社は提出されたカードに記載された適切な処置をしなければなりません。妊娠中ですから絶対に無理はしない様に、ご自分で措置をとっていく必要がありますね。

まとめ

妊娠中は定期的に妊婦健診を受けていく事になりますが、仕事をしている妊婦さんは定期健康診断も受ける可能性が出てきます。

両者は診断の目的が全く違い、それぞれ欠かす事のできない健康診断です。

しかし妊娠中には、母子共に様々な事に敏感な状態ですから、レントゲン検査等は避け、受けられる検査のみを受けていく様にしましょう。

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