妊娠週別に「症状」「よくある悩み」「心の持ち方」を解説した妊婦さん専用サイトです。

【プレママちぇっく!】妊娠週で分かる、悩みや症状、心構え

基本知識

妊娠中の卵巣の腫れや痛み!これ、どうなるの?

投稿日:2017年3月24日 更新日:

「卵巣が腫れる」と聞くと、とんでもないことのように思ってしまいますよね。

実は卵巣はさまざまな原因で腫れることが分かっていて、決して珍しくはないのだと言われています。

今回は卵巣が腫れる原因や妊娠中の場合の対処法についてご紹介していきましょう。

卵巣の位置はどの辺?

子供を出産するために必要な器官、それが卵巣ですが、体のどの位置にあるか知っていますか?

お腹を見るとおへそから下腹部にかけた中央にうっすらと線があります(正中線)。

膣は7~9㎝の長さで、その奥、正中線に沿って子宮があり、卵巣と卵管はその左右に1つずつあります。

子宮の横側や少し後ろの上のほうに位置しているのが一般的だと言われています。この卵巣、大きさは3~4㎝の母指頭大(手の親指の腹側の大きさくらい)が普通です。

卵巣が腫れる……どんなことが原因で起こるのか

卵巣が腫れていると聞くと、とても不安な気持ちになりますよね。

どうして卵巣が腫れてしまうのか、その原因を調べてみました。

卵巣の腫れの原因は?

卵巣の腫れの主な原因として挙げられるのは4つあります。

1つ目が『排卵』です。

卵巣から卵子が排出されて卵管に入ることを排卵と言いますが、このときに卵巣内が成熟し、少しだけ卵巣が大きく見えることがあるのだとか。

この時の腫れはごく自然なことで、また元の大きさに戻るので問題はありません。

2つ目は『妊娠』です。

妊娠をするとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが大量に分泌され、その影響で卵巣が腫れてしまいます。

3つ目は『ホルモンバランスの崩れ』が大きく関わっています。

とくにストレスが原因でホルモンバランスは崩れやすいため、精神的なケアは大切だと言えるでしょう。

4つ目は『腫瘍』です。

この場合は手術や薬物療法などで対処します。腫瘍がどれくらい進行しているかによって対処法が変わってきます。

病気が原因の卵巣の腫れ…良性・悪性の見分け方は?

卵巣の腫れの原因が良性か悪性化によって対応策は違ってきます。

ここでは良性・悪性の特徴と見分け方法の有無についてお話しましょう。

良性の腫瘍

良性の腫瘍には『卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)』があります。卵巣内にできる柔らかな腫瘍で、中には液体や脂肪が入っています。

小さければ経過観察ですが、5~6センチ以上の大きさの場合には腫瘍や卵巣の摘出手術が施されることもあります。

ほかには『漿液性嚢腫(しょうえきせいのうほうせんしゅ)』『粘液性嚢腫(ねんえきせいのうしゅ)』『皮様性嚢腫(ひようせいのうしゅ)』『チョコレート嚢腫』などがあります。

悪性の腫瘍

悪性の腫瘍には『卵巣がん』がまず挙げられます。

初期症状はほとんどなく、お腹が膨らんできたり、腰痛や腹痛、便秘・頻尿など何かしらの自覚症状が現れたときは、すでに病状は進行していると考えたほうが良いでしょう。

卵巣の腫れは簡単に見分けられる?

卵巣は腫れていても自覚症状がほとんどありません。卵巣の腫れは超音波や内診で見つけることは可能ですが、卵巣の腫れの『良性』『悪性』までは分かりません。

そのため、CTやMRIを使った画像検査、卵巣の腫瘍が良性か悪性かを判断する血液検査(腫瘍マーカー)などの検査を行い、生理的な腫れなのか腫瘍が原因によるものなのかを総合的に判断します。

妊娠中に卵巣が腫れた……どうなるの?

妊娠中にはさまざまな体の変化が起こりますが、「卵巣が腫れいる」と聞くと赤ちゃんへの影響が気になりますよね。この場合、いったいどうなるのかを調べてみました。

妊娠中の卵巣の腫れ「ルテイン嚢胞?それとも腫瘍?」

妊娠をしているときに卵巣が腫れている場合には『ルテイン嚢胞』と『腫瘍』が考えられます。いったいどういったものなのか、お話ししていきましょう。

ルテイン嚢胞

女性の体は妊娠をするとhCGというホルモンが多量に分泌されます。

これは妊娠の状態を維持するためなのですが、hCGの刺激によって卵巣を構成している一つである黄体に水分が溜まり、腫れることがあるのです。

この状態をルテイン嚢胞と言い、妊娠初期に現れることが多いようです。hCGの分泌がピークを迎える妊娠8~10週くらいを過ぎるとだんだんと腫れが引いていくので安心してくださいね。

人によっては卵巣が腫れて6センチ以上の大きさになることがあります。

その際は卵巣の破裂や、卵巣を支えている靭帯がねじれて激痛が伴う茎捻転(けいねんてん)を起こす可能性があるため、摘出手術を提案される場合も…。

摘出手術の方法には腹腔鏡手術や開腹手術があります。

もし悪性腫瘍だったら…

妊娠中の卵巣の腫れが腫瘍の場合、一般的には悪性度によって対処の仕方が変わります。

悪性度の低い腫瘍で早期発見ができたなら、卵巣腫瘍だけを切除します。

その後は経過観察を行い、抗がん剤治療をせずに済む場合があります。出産後に治療を行うこともあるようです。進行していたり、進行の速い悪性腫瘍の場合には、出産を諦めるしかないことも…。

卵巣の腫れの原因にはいろいろなケースが考えられますが、いずれにしても疑問に思ったことは医師に相談して、対処法についてしっかりと相談と確認をすることをおすすめします。

卵巣が腫れたときの症状とは?

不正出血:

ルテイン嚢胞の症状として代表的なのが不正出血です。

とくに尿や便に血が混ざっていたらすぐに病院に相談しましょう。

頻尿:

卵巣が腫れて尿道が刺激され、尿の回数が増えることがあります。

水分をあまり取っていない時にもトイレに行きたくなったり、水分を摂取後にすぐトイレに行きたいと感じたなら卵巣の腫れを疑いましょう。

排尿時の痛み:

肥大した卵巣が尿路などを圧迫して排尿しにくくなる場合があります。

そのため、尿を出すときに力んでしまい、さらに痛みが増す悪循環に陥ることもあるようです。

呼吸がしにくい:

卵巣が大きくなることで呼吸器官まで圧迫されて空気の通り道が狭くなります。

息苦しく感じることがありますから、もし呼吸で違和感を感じたら要注意、と考えましょう。

胃腸障害:

腸が圧迫されることで少しご飯を食べただけでおなか一杯になったりおなかに膨満感があるなどの症状が出ることもあります。

腸のあたりに強い痛みを感じたら茎捻転かもしれません。破裂している可能性もあるので、すぐに対応しましょう。

卵巣がチクチク痛む・・・卵巣の腫れが心配なプレママへ

ここまで読むと、卵巣のあたりに何か違和感を感じたら不安になってしまうママさんもいるかもしれませんね。

敏感になり過ぎて、異変を感じると過剰に反応してしまうママさんもいるでしょう。こういった場合には正しい情報を知ることが大切ですよ。

卵巣の腫れは経過観察が大事

卵巣は沈黙の臓器の一つで、腫れがあっても自覚症状があまりないため、見つけにくいのが一般的で、妊婦健診をきっかけに以前からあった卵巣の腫れが発覚することも少なくありません。

もし妊娠をきっかけに腫れが生じても、時間がたてば元の大きさに戻る可能性が高いので心配はいりませんよ。大切なのは、健診時に経過を確認することだと言えるでしょう。

場合によっては手術が必要になるケースも…

経過観察を経て自然に治る場合もあれば、手術を薦められることも考えられます。実際、妊娠中に手術を受けて無事に出産しているママさんもいます。

「妊娠中に手術なんて…」と赤ちゃんへの影響を考えて抵抗を感じるかもしれませんが、手術は母子を守るために医師が考え抜いたうえで選んだ手段。

よく話を聞いて、不安を一つ一つ解消していきながら相談をすると良いでしょう。

まとめ

女性の体は排卵や妊娠、ホルモンバランスの崩れ、腫瘍などが原因で卵巣が腫れることがあります。

ほとんどが自然と腫れが引くのですが、腫瘍が原因の場合は良性なら経過観察が多く、悪性なら摘出手術を薦められます。

妊婦健診で卵巣の腫れが見つかることもあり、手術を受けて出産に臨むママさんもいますよ。

医師が考え抜いて出した結論なので、手術の説明をよく聞いて不安があれば質問しましょう。

 

 

元気な赤ちゃん生むために、お母さんが今しておくべき2つのコト

元気な赤ちゃんを生んだ、新ママたちが実践していた健康方とは。


-基本知識

Copyright© 【プレママちぇっく!】妊娠週で分かる、悩みや症状、心構え , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.