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基本知識

妊娠中に夜勤をするリスクまとめ。法律や免除は?

投稿日:2017年3月22日 更新日:

働く妊婦さんにとって、辛い仕事内容はいくつか挙げられますが、特に心身ともに負担がかける仕事内容といえば夜勤ですよね。

体調の変化が著しい妊娠中に仕事をするということだけでも大変なのに、その上夜勤ともなると妊婦さんの身体が心配になってしまいます。

そこで今回は、妊娠中に夜勤をすることによって考えられるリスクや、夜勤を免除できる方法や法律などを紹介。

悩める妊婦さんの不安を解消していきますよ。

妊娠中の夜勤、いつまで頑張る?頑張れる?

夜勤が入る職種は大きく分けて工場勤務、看護師、介護士などに分かれます。

夜勤をしなければならない職種に就いている妊婦さんは、いつまで夜勤をするべきなのか、仕事内容の変更や、夜勤控除の申請のタイミングはいつなのかなど、不安や疑問が募りますね。

では、工場勤務、看護師、介護士の妊婦さんたちの口コミや相談から生の声を紹介します。

工場勤務の妊婦さん

妊娠して6週目になりました。初めての妊娠です。工場勤務なのですが、隔週で夜勤をすることになっています。

体調が良くても、妊娠中に夜勤をすることはやめておいた方がいいですか?

また、夜勤をすることによって赤ちゃんに悪影響が及んでしまう可能性はあるのですか?

看護師の妊婦さん

思いがけず、予定より早く赤ちゃんを授かりました。

旦那さんとも話した結果、できる限り仕事は続けることにしたのですが、自分自身あまり体が丈夫ではないので、産休まで夜勤も含めて働けるか心配です。

どうしても無理だと感じたら退職も考えようと思っています。実際何か月まで働けるものなのでしょうか?

介護士の妊婦さん

介護士をしています。正社員として働いていて、産休には限りがあるので、妊娠中も夜勤をすることになっています。

やはり、自分の身体と赤ちゃんのことを考えて、仕事を辞めるべきなのでしょうか?他に方法はないのでしょうか?

口コミを3つ紹介してきましたが、夜勤をしなければならない職種の妊婦さんが抱える悩みは多いです。

こういう不安を持つ妊婦さんたちへ、知っておくと仕事や妊娠が楽になる法律や免除の解説をしていきます。

妊娠中に夜勤をするリスク、一体どんなこと?

実際に妊娠中に夜勤をすることによって起きると考えられるリスクについて、きちんと知っておかなくてはなりません。

妊婦さん自身が担うリスクと、職場に与えるリスクの両方について解説していきます。

体調が良いからとか、体が強くて健康だから夜勤をしても大丈夫という訳ではないのです。

なぜ、妊娠中に夜勤をするのは危険だといわれているのか、その理由をまず知っていきましょう。

昼夜逆、どんな人でも体内時計が狂ってしまう

人の体は、朝起きて働き、夜暗くなったら眠る、このリズムのおかげで健康が保たれています。

体内時計は睡眠のみに限らず、体のすべての機能を崩します。

胃腸の調子が悪くなったり、自律神経の崩れからイライラ・不安・やる気のなさを起こしたり、ネガティブ思考になりがちです。

また、吐き気・頭痛・めまいなどの不定愁訴になやまされたり、女性では基礎体温がガタガタになる、生理が止まるなどという深刻な状態まで現れます。

仕事内容が体に与える負荷の前に、どの状況も、妊婦さんにとっては望ましいものではありませんね。

妊娠中は、肉体的な面でも、情緒的な面でも体調に変化が起きる

妊娠すると妊婦さんの身体には女性ホルモンの急な増加で、胸の張りやつわり、腰痛、吐き気、微熱、便秘、下痢、おりものに血が混じる、腹痛、食欲の低下、目まいなどが起こるようになったり、情緒面では判断能力が欠けたり、気分のむらがあったり、涙もろくなる、イライラしがちになるなど精神が安定しにくくなります。

上記の症状の程度には個人差がありますが、多くの妊婦さんが、妊娠してからの体調の変化と闘っているのです。

夜勤で妊婦さんが担うリスクの可能性

夜勤を行うことによって、生活リズムが崩れてしまいます。

食事や睡眠を十分に取れないと、赤ちゃんに必要な栄養が足りず、未熟児として生まれてしまうリスクが高くなってしまうのです。

夜勤は基本的に人数編成を少なく設定している職場が多く、出勤したときは体調が良くても、仕事中に目まいやつわりが起きてしまった場合、近くに人がいないという可能性も考えられますよね。

緊急事態のときに瞬時に対応できないと、妊婦さんも赤ちゃんも危険です。

妊娠中はいつ体調に変化が起こるか分かりません。そういった理由も含めて、妊婦さんが夜勤をするのは危険だといわれているのです。

夜勤をすることで仕事(現場)に現れるリスクの可能性

妊娠中の夜勤は、妊婦さんの身体や赤ちゃんに影響が及ぶだけでなく、仕事の現場にも影響が及んでしまうリスクも考えられます。

普段は何げなくこなしている仕事内容でも、判断能力が欠けてしまいがちな妊娠中では、ミスをしてしまったりうまくこなせなかったりと、仕事に支障が出る可能性も出てくるのです。

夜勤は人数編成が少なく設定されていると上記で解説しましたが、妊婦さんの体調が突然悪くなり、仕事が出来なくなってしまったという状況のときに、ミスをカバーしてくれる同僚がいないと現場にも支障が出ますよね。

説明してきたように、妊娠中の夜勤はリスクだらけ、と言えるのではないでしょうか。

妊婦さんの身体にも良くないですし、現場にも支障が出てしまいます。妊娠中の夜勤はできることなら避けたいです。

そこで、夜勤をいつまで続けるか悩む皆さんにうれしいお話を・・・、実は夜勤が免除される法律が存在するのです。

下記で、夜勤を免除する法律や社内規定について学んでいきましょう。

妊娠中の夜勤、免除されないの?社内規定や法律は?

妊娠中の夜勤を免除するためには、社内規定を確認することと、法律に基づいた正しい知識を持つことが必要になってきます。

ポイントが3つありますので、それぞれに掘り下げて見ていきましょう。

ポイント1:社則では、妊婦の労働はどう扱われている?

妊婦さんの労働内容や条件、そういった決まりは、会社ごとで違います。

会社によっては、手続きを行わなくても労働内容を変更してくれたり、通勤時間を変えてくれたりと親切に対応してくれる会社もあるのです。

しかし、妊婦さんに対して優しい会社もあれば、そうでない会社もありますので、まず免除の手続きを行う前に自分が働く会社の社則をしっかりチェックしてください。

ポイント2:「母性健康管理指導事項連絡カード」の有効性

母性健康管理指導事項連絡カードとは、妊婦さんの主治医が書くカードのことです。

このカードには、病院で行った健診の結果をもとに、妊婦さんに対して配慮しなくてはいけないことが書かれています。

その内容は、通勤時間の変更や勤務時間の短縮、労働内容の変更などです。このカードを受け取った上司は、記載されている通りに対応しなければならない決まりになっています。

受け取った時点で、受け入れる義務が発生するのです。夜勤を免除する方法のひとつとして挙げられます。

夜勤以外の厳しい労働も緩和される可能性がありますので、働く妊婦さんは早めに医師に相談して、母性健康管理指導事項連絡カードを出してもらいましょう。

ポイント3:法律では妊婦の夜勤は免除されている?

労働基準法64条の3第1項に妊娠中および産後1年未満の女性は制限の対象になると記載されており、労働基準法66条3項には、「使用者は、妊産婦が請求した場合においては、深夜業をさせてはならない」と、妊婦さんの夜勤免除について記載されています。

労働基準法という日本の法律でも、妊婦さんの夜勤を免除する措置が取られているのです。

「請求した場合」について

労働基準法66条3項の文について説明しましたが、請求した場合とは一体どういうことなのか気になりますよね。

記載条項の中の請求した場合とは、本人自らが職場に夜勤の免除を申し出ると、免除の効力が法的に発揮されるということです。

つまり、自ら夜勤免除を請求しないと労基に謳われていても、効力を発揮しないのです。労働基準法に記載されている条項は、決して妊婦を保護する条文ではありません。

この点は、妊娠≠病気に該当しない(健保、国保の適応外同様)扱いなので、辛かったら申請、その段階でカバーしますよということになっています。

妊娠中の夜勤を免除してもらうためには…

上記のポイント2と3を見て分かるように、自分が辛いと感じる段階、もしくはそのリミットの現れる前に、自分から動かなければなりません。

もし、無理をしてしまったせいで赤ちゃんに何か起きてしまったら後悔しますよね。赤ちゃんを守ってあげられるのは妊婦さん本人しかいません。

夜勤は、普通の身体でも心身に大きな影響を与えるので、妊娠中ではその何倍もの負担がかかってしまいますから、働く妊婦さんは、まず自分の限界を知ることが大切なのです。

妊娠前は頑張れたレベルが、妊婦でも同様に頑張れるレベルか…これは別物、同じ人間ではあっても、妊娠前と妊娠中は違う人間と思いましょう。

このように、妊婦さんが夜勤を免除する方法はいくつか存在しています。

仕事を辞めたくない妊婦さんや、無理のない程度に妊娠まで仕事を続けたい妊婦さんに必須な対応です。

夜勤がきつくて「いつまで働くべき?」と悩んでいるプレママへ

できることなら避けたい妊娠中の夜勤、ですが仕事上なかなか夜勤免除を言い出せない妊婦さんや、どうしても自分がやらなければいけない状況に立たされている妊婦さんにとっては難しい問題ですよね。

そこで、夜勤がきつくて悩んでいる妊婦さんへのアドバイスをまとめました。

免除申請を受け入れてもらえなかった場合の対処方法や、働くなら何か月までがいいのかなどの疑問についても解説していきます。

夜勤免除の申請を受け入れてもらえない可能性も…

労働基準法に則って夜勤免除の申請を提出、または医師から母性健康管理指導事項連絡カードを出してもらい、休みか夜勤免除を申請しても、会社によってはOKが出ない可能性もあります。

その際は、法律の専門家に相談して、労働裁判所へ審判の申し立てを行うことができるのですが、夜勤継続を選ぶか、退職という選択を選ぶこともできます。

夜勤免除を受け入れてもらえない場合は自分の意思で対応するしかないのです。

その他の妊婦さんの職場トラブルは下記ページでご確認ください。
>妊娠にかかわる労働基準法まとめ。あなたの職場は不正していない?

体調と体力は人それぞれ

口コミや相談に多く見られるものに、~すべき、流産はしないでしょうかといった質問があります。その回答に、夜勤して出産した方の意見が書かれているというのが多いですが、体調や体力が人それぞれなら、お産もそれぞれです。

誰かの例はその人のケースであって、必ずしも自分が同じ状況になるかどうかは分かりません。また、「止められたら困る、仕事に穴が開く」と言われれば、責任感が強い人蹴れば強いほど、もうちょっと頑張ろう…と思うはず。

でも、万一あなたが倒れて入院した場合、あなたの穴を埋める“ほかの誰か”は存在します。これは事実なんですよ。

まずは自分の体力、体調、お腹の赤ちゃんの発育状態に耳を傾けることが一番大事なのではないでしょうか?一般的に、妊娠8か月からの妊娠後期に差し掛かると夜勤や激しい労働はやめた方がいいとされています。

しかし、妊娠の時期は関係なく、自分が辛いと思ったら無理をする必要はないのです。ママ友や、他の妊婦さんと比べる必要はありませんよ。

夜勤もそうですが、妊婦さんにとって辛い仕事内容はたくさんありますよね。妊娠中にも仕事をすると決めた妊婦さんは、1人で抱え込まず、できるだけ同僚や上司に頼りましょう。

自分の代わりに仕事をしてくれる人間はいても、赤ちゃんを守れるのは自分自身、ママの代わりはいないのです。

まとめ

妊娠中の夜勤を辛いと感じていても、気を使ってなかなか上司に言い出せない妊婦さんが多いです。

自分が欠けてしまったら迷惑がかかるからと無理をしてしまうケースが非常に多く、結果的に切迫早産や流産を引き起こしてしまうことも。

しかし、妊婦さんの無理は赤ちゃんにも無理をさせていることになります。仕事も大切ですが、せっかく授かった赤ちゃんの大切な命に目を向けてください。

仕事と出産、妊娠のことを考えて、快適な生活を過ごすのは難しいですが、適度に休みを取る、過酷な労働は避けるなどして自分の身と赤ちゃんを守りましょう。

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