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妊娠してからの口の変化。いつもと違う味に感じる原因、対策は?

投稿日:2017年1月20日 更新日:

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妊娠による体の変化は色々な形で現れます。
妊娠後の口の中のトラブルもその1つではないでしょうか。充実したマタニティーライフを過ごして頂く為に原因や対処法を考えてみました。

妊娠したら、口にトラブルが起きやすくなる原因は?

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妊娠後に口臭や口の苦味・血の味・酸っぱさ・起床後の口のネバつき、ヘルペスがでる、その様なトラブルの原因とは一体何なのでしょう。

妊娠中のホルモンバランスと体の変化

妊娠中は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌のバランスが急激に変わり、この変化に体が追い付かず免疫力が低下してしまいます。そのため、感染症に罹りやすい、歯周病などの細菌の繁殖も盛んになります。

また、ホルモンバランスの崩れは、自律神経も乱すため味覚障害が出たりもします。

妊娠後は赤ちゃんへ栄養を送るために血液量が増えるのも、口のトラブルにかかわっています。血液増量で血管が拡張されるため、出血しやすくなったりします。また、唾液には粘膜の保護や抗菌、洗浄作用がありますが、妊娠中は唾液が減りがち、このため口がねばねばしたり、苦みを感じるようになります。

特に妊娠初期はつわりなどにより歯磨きも辛い為、口の中が不衛生になってしまうのも原因の1つとして挙げられます。

口の中の違和感はいつまで続くの?

妊娠中の唾液分泌の増減には、つわりが関係している為に個人差があります。つわりは、一般的に15週目くらいに収まる事が多く、口腔内の違和感もつわりの収まりと同時に感じなくなった方や、出産まで続いた方など様々です。

こういった口腔内の違和感が酷く、不安やイライラが続くと言った状態は、お腹の赤ちゃんの為にも良くありません。我慢せず健診時に主治医に相談する様にしましょう。

口の苦味や酸味、口臭やヘルペスなど、口腔内に出る症状は様々ですが、これらはホルモンバランスの変化だけが原因なのでしょうか…

次の項目では、症状からその原因を見てみることにしましょう。

妊娠で起こる《口の変化》、症状から見る原因は?

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口の変化にはホルモンバランスが大きく関わっていますが、症状によって原因はそれだけではないのです。

口の中が苦い(亜鉛欠乏性味覚障害)

食べ物が苦い・水も苦く感じる、甘味・塩味を感じにくい、本当の味が分からないなどの症状を味覚障害と言い、原因は亜鉛不足と言われます。

妊婦の血中亜鉛濃度は妊娠14週あたりから急激に減少します。この時期母体が摂取した亜鉛は、優先されて胎児へ供給され、赤ちゃんの中枢神経や知能の発達、免疫機能など重要な器官の発達に充てられます。このため、母体は亜鉛不足になり味覚障害を引き起こします。

母体の味覚を正常に保つため、胎児の細胞形成を活発にするために、妊娠中は成人女性の30%増しの12mgの亜鉛を摂取するように心がけましょう。

味覚の変化…まずい、酸っぱい、血の味など

酸っぱい

ドライマウス

唾液は粘膜の保護・抗菌・洗浄作用があり、口腔内のPHを一定に保っていますが、妊娠中は不安やストレスでこの機能が乱れPHバランスが崩れたり、唾液の分泌を減少させたりします。そのため、口腔内が乾いた状態になり飲食をしていなくても口の内が酸っぱいと感じてしまうのです。

逆流性食道炎

つわりが落ち着きを見せる妊娠12週~15週目頃に、つわりのような症状が出始める方がいます。これは黄体ホルモンの増加が原因で、胃腸の働きが鈍り、消化不良・胃酸過多を起こすためです。

加えて、大きくなり始めた子宮が胃を押し上げ圧迫し、同時にお産に必要なホルモン、リラキシン(関節や靭帯を緩める働き)が胃酸の逆流を防いでいる弁も緩ませてしまうため、胃酸が逆流しやすくなり逆流性食道炎を起こします。

つわりと逆流性食道炎はとても似ている症状が現れるものの、起こるメカニズムが異なるので違うもの、と考えた方が良いですね。

血の味

妊娠後の体内の血液量は通常時の1.4倍増加しますが、血液成分の割合は水分(血漿量)は1.5倍、赤血球量は1.2倍になります。つまり妊娠中の血液は水血液状態、これは、お産の際の出血に備えてなんですね。もし、通常の血液状態で出血すると、酸素や二酸化炭素を運搬する赤血球が大量に流れ出て、貧血や血圧低下を起こしかねません。

しかし濃度が薄ければ、出血しても赤血球の流出は少量に留められます。母体を守るメカニズムなのですが、血液が増加すれば血管も拡張し、血行が良くなります。その為、口腔内でも、妊娠歯肉炎や歯周病、歯茎の腫れや出血などの血管拡張出血が起こりやすくなり、血の味がすると言う症状を引き起こしているのです。

まずい

苦味の原因同様に、妊娠によるホルモンバランスの変化と、それにより起こる唾液の分泌量の増減が関わっています。まずいと感じることも亜鉛不足による味覚障害の一つなのです。

口中の不快感…気持ち悪いなど

唾液過多のよだれつわりの可能性があるります。認知度が低く、原因もまだ解明されていないつわりで、常に唾液が口の中に溜まっている状態が続きます。

ストレスホルモン

妊娠中にストレスを感じた時、体内ではコルチゾールというストレスホルモンが分泌されています。コルチゾールは唾液の分泌を異常にさせる作用があります。

ビタミンB6不足

ビタミンB6は、妊娠中のつわりと関係している栄養素で、つわりの症状を和らげる効果を持っています。つわりの原因となるトリプトファンの代謝を安定させる効果を持つセロトニがありますが、セロトニンを増やすには「ビタミンB6」と「トリプトファン」が欠かせません。

このビタミンB6の摂取量が不足すると唾液の分泌に異常をきたすと言われています。つわりで食べられない為にビタミンB6の摂取量が不足し、唾液過多となる可能性があるとも言われます。

妊娠したら口臭がきつくなった

ホルモンバランスの変化は心身ともに不安定な状態を招くため、情緒不安定や胃腸の不調が出やすくなります。さらに、活発に分泌される黄体ホルモンは腸の蠕動運動を鈍らせるため便秘になりやすく、便秘は口臭を悪化させます。

もう一つは口腔内の環境変化です。唾液が酸性に傾くことや、唾液の分泌が減ること、それがどのように口臭をきつくさせているのかを掘り下げて見ていきます。

虫歯

ドライマウスで解説したように、口腔内のPHバランスは妊娠中崩れがちです。そのため唾液が酸性に傾き易く、酸が歯を溶かし虫歯になり、虫歯菌がタンパク質を分解する際に、口臭の原因となる臭いを発生させてしまいます。菌が神経まで達してしまうと歯の根元から腐敗臭が出る様になります。

虫歯の進行程度と、口臭の強さは大きく関係しているのです。

歯周病

歯と歯茎の隙間に汚れが溜まり、歯周病菌がタンパク質を分解し溶かすとメチルメルカプタンや硫化水素と言った成分が発生します。メチルメルカプタンは玉葱などが腐敗した臭いと例えられる程の悪臭のある成分です。

舌苔(ぜったい)

歯だけではなく舌の汚れが原因で悪臭が発生することも。舌も歯と同様に、汚れが付着したままだと、メチルメルカプタンは舌苔からも発生します。

ヘルペスが出やすくなる

唇周りに水膨れや赤み、痛みやかゆみが出る症状はHHV-1と言うウィルスの感染症である「ヘルペス」が発症したものと考えられます。唇や口周り、顔などに発症するヘルペスを単純ヘルペス1型と言い、日本人の約70%~80%は感染していると言われています。

ヘルペスウィルスは感染すると体内に一生潜伏し(普段は神経に潜んでいる)、免疫力が低下すると発症する仕組みを持っています。妊娠中は常に免疫力が低下している状態なので、発症しやすくなります。妊娠中のヘルペスは、多くの妊婦さんが経験している症状でもあるのです。

妊娠してからの口の変化、原因に合わせた対処法は?

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口の変化の原因を見てきたところで、それらの対処法についてみていきます。お腹の赤ちゃんの為に一生懸命頑張っていらっしゃるプレママの為に、1つでも多くの苦痛を取り除いていきましょう!

味覚障害かもしれない…そんな時の対処法は?

亜鉛は必須ミネラルの1つですが、体内生成出来ない栄養素です。以下に2つ対処法をご紹介します。

亜鉛を多く含む食材と効果的な摂取方法

亜鉛を多く含む食材は、牡蠣などの貝類、数の子などの魚卵や海老、牛乳や豆類、生姜やアーモンド、レバー(牛、豚、鶏)など、豊富にありますね。

低タンパク質に含まれる亜鉛は吸収されにくいので、動物性タンパク質と一緒に摂ると吸収率が上がります。吸収を促す為にビタミンCやクエン酸を一緒に摂るのもおススメ。

サプリメントを利用

必要な栄養をサプリメントでと考えている方も多いでしょう。ビタミン複合型や葉酸+複合ビタミンなどいろいろな種類があります。サプリメント摂取の際は、事前に主治医に相談するのが1番、確かなアドバイスを受けられるでしょう。

妊娠中の味覚障害は妊娠16週頃までには落ち着くものですが、妊娠中期にはいっても症状が改善されないときは、他の原因も疑って一度産科の担当医に相談しましょう。

唾液の過剰分泌と口の渇きの対処法は?

唾液の過剰分泌の対処なら・・・

ここでは対処法4つと注意したいことをご紹介しましょう。

①       ビタミンB6を意識的に摂取する

つわり症状全般を和らげてくれるものにビタミンB6があると前述しました。

ビタミンB6を含む食品は、鶏肉(挽肉やささみ、胸肉)や胡麻、ニンニクやカツオやマグロ、バナナやきな粉と豊富です。ですが、妊娠中の魚・肉の生食は避けましょう。

②       温めのスポーツドリンクや飴・タブレット

温いスポーツドリンクを少量ずつ飲むことや、飴やフリスクなどのタブレットをなめるのも効果的!唾液を飲み込みやすく、また一時的に唾液も減るので、楽になります。この方法を実践している妊婦さんは多い様ですね。

③       ライムやレモンなどの香り

ライムやレモンの香りは、食欲を調整し胃腸の働きを助け、さらに心理的ストレスを軽減して、唾液を抑えるのに有効です。

④       寝る時の工夫

枕にタオルを敷く、バスタオルを枕の代わりに使用すると洗濯が楽ですね。枕元に洗面器やマグカップを置いておくと、口に溜まった唾液を吐きだせますよ!

⑤       注意したいこと

唾液過多で注意して頂きたいのは脱水症状です。目安としては、数日で約5%の体重減少や尿の回数・量が減った場合など。脱水症状の前ぶれですので、直ぐに主治医に相談する様にして下さい。

口の渇きの対処なら……

水分補給は二つの理由で大切です。

一つ目は、お腹の赤ちゃんに送る血液をサラサラに保ったり羊水を綺麗にしてくれます。二つ目、お母さんが適度に水分補給をすれば、おしっこの回数も増えて体内の老廃物を出しやすく、便秘予防にもなります。

では、妊娠時期別の水分補給の仕方などをご紹介していきます。

:初期、中期、後期の水分補給方法

妊娠初期、つわりが酷いときには、水分補給に小さな氷を口に含む方法をおすすめします。のど越しをさっぱりさせたいときには炭酸水などもおすすめです。カフェイン・清涼飲料水は避けたいものですが、この時期は「のど越しが良い」と感じて喉を通るものが一番です。

このように、飲めるものを少しづつ…を心がけましょう。それでも難しいときは、主治医に相談するのが1番の対処法です。

中期に入るとつわりも落ち着き、食べる・飲むがかなり楽になります。ここで注意したいのは水分の質。カフェイン、糖分に注意しながら、こまめに飲むようにしましょう。また野菜や果物にも水分がありますから、バランスの良い食事を摂る様に心掛けましょう。

妊娠後期は、妊娠期間中で最も水分が必要になる時期です。32週目頃にはお腹の中の羊水は約800mlになります。羊水を綺麗にする為にも1日1~2ℓを目安に補給しましょう。

:水分補給オススメ飲料

妊婦さんにおススメの飲み物をご紹介します。

麦茶

ノンカフェインで食物繊維やミネラルが豊富なので、常温や温かくして飲むのが妊婦さんにおススメ。

ローズヒップティー

鉄分やカルシウム、ビタミンなどの栄養が豊富で、爽やかな酸味もあり、つわりが酷い方には特にオススメです。

ルイボスティー

ハーブティーでも子宮収縮などの心配ない 鉄分やカルシウムなど栄養価が高い妊婦さんのための飲み物です。

口臭がきつくなった時の対処法は?

重曹を使ったうがい

酸性の口腔内を弱アルカリ性の重曹を用いたうがいでPHバランスを整えて口腔内の中性化や菌が着きにくい環境作りが望めます。

:しっかり守る注意点は2つ

必ず薬用か食用の重曹を使用する事

重曹で直接歯磨きをしない事

:うがい水の作り方(ペットボトル使用:3~5回分)

500mlの空のペットボトルに、重曹小さじ擦切り一杯(3g程度)を入れる。

水を加え(500ml)、フタを閉めて、よく振って溶かす。

ブクブクうがいのタイミングは歯磨き後や就寝前に30秒ほどのうがいで十分です。

唾液を増やす

唾液の分泌を促し口腔内に潤いを与える為に、唾液腺のマッサージや食事中の噛む回数を増やすことも効果的。キシリトール配合のガムを噛んだりすることも虫歯予防効果があるのでオススメです。

その他の対策

ストレスも唾液の分泌を抑え、口臭を引き起こすとも言われています。ストレス発散やリラックスを心がけたり、周囲の人(ご主人やご両親など)に甘えたりするなど、辛い時は無理をせず過ごす事も大切な対処法です。

また、歯磨きに加えてジェットウォッシャーを利用するのも効果的です。

口臭の他に歯周病、歯茎マッサージなどにも効果的なアイテムで、歯周病の原因である歯周ポケットの汚れや歯間の汚れを微細な気泡と水流を合わせたバブル水流で内側まで綺麗に洗浄してくれます。健康な歯茎を維持する為の歯茎マッサージも水流を当てるだけで効果を得られ、つわりで歯磨きが難しい妊婦さんにもオススメです。

ヘルペスができた時の予防と対処法

十分な睡眠、規則正しい生活、ストレスを溜めず、人混みはなるべく避ける事がヘルペスに感染するリスクを減らす予防法と言えます。

また、ヘルペスかな?と思ったら産科の担当医師に相談、その後皮膚科を受診して検査する様にしましょう。医師に妊娠週数や症状をきちんと伝え、処方された薬で治療するのが1番の対処法です。病院での診断と治療がお腹の赤ちゃんにも影響なく安全なので、市販薬は避けましょう。

プレママへ、妊娠後の口の変化は体からのサイン!?

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つわりや口腔内トラブルの様に妊娠によって起こる体の変化はどの様な形で現れるか分かりません。口のトラブルも異常を知らせるサインですので、今の自分の状態を見落とさないように変化が出たらきちんと対応をしていくことを心がけましょう。

この記事内ではいろいろな対処法をご紹介しましたが、やはり有効なのは、口腔内ケアです。そして、あらゆる口トラブルに合わせ使い方を変えられるのがジェットウォッシャーの魅力の1つで、妊娠中口腔内総合対処法としてオススメです!

まとめ

妊娠中は、どんな些細な事でも違和感がある時は放置せず、直ぐに受診する事が産まれてくる赤ちゃんの為に初めて出来るママの役目です。快適なマタニティーライフを赤ちゃんと一緒に送りながら体調管理には十分気を付け、万端の体調と気持ちで出産を迎えて下さいね。

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